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埼玉県の杉戸町立図書館が、2017年6月18日、「選書&Cafe」を開催します。
用意された約1,500冊の書籍のなかから、購入を希望するものに付箋をつけ、得票多数のものの購入を図書館が検討するものです。
会場にはカフェ調の音楽を流されるほか、クッキー・ケーキ・コーヒー等が販売されます。
その他、約20畳程のクッションマットが用意され、雑誌『暮しの手帖』の展示、閉架書庫や生涯学習センターの諸施設の案内も行われます。
申込は不要で、参加費も無料です。
図書館をより身近に感じてもらいたい!「選書&Cafe」開催します。(杉戸町立図書館,2017/6/18)https://www.town.sugito.lg.jp/cms/page10464.html
2017年7月6日から7日にかけて、平成29年度第2回図書館業務専門講座「図書館と書店と出版を考える2日間~新たな協働に向けて~」が開催されます。
7月6日は、鳥取県立図書館・ヤングアダルト出版会主催の「本との出会いをどうつくるか?YAの選書を考えるフォーラム」が鳥取市のとりぎん文化会館で行われます。
多くの図書館で青少年向けサービスが展開されている一方、どの分野の本をどれくらいの量で提供するかについての課題があることから、図書館、書店、出版社の立場からの意見表明やパネルディスカッションなどを通して協力関係を構築する道を探ることを目的としています。
7月7日は、鳥取県立図書館・ビジネス支援図書館推進協議会・一般社団法人法経書出版協会主催の「ビジネス支援と法律・経済分野の選書を考えるフォーラム」が、鳥取市の鳥取県立図書館で開催されます。
ビジネス支援等の課題解決型の図書館を真に実現するためには、提供可能な情報の幅や質を確保することが必要であるが、これまで、出版社と図書館の間での意思疎通が図られる機関が限られていたという課題認識のもと、図書館、書店、出版社の関係者により、選書の仕組みづくりなどでの協同に向けた意見交換を行うことを目的としています。
参加無料ですが、事前の申込が必要です。
2017年5月30日、米OverDrive社は同社の図書館向け電子書籍プラットフォーム内において、買い切り型のモデルに加え、新たに利用のあった電子書籍について料金を求めるCost-per-Circulation (CPC)モデルを導入すると発表しました。
CPCモデルはいわゆる利用者主導型購入方式(Patron-Driven Acqusitions、PDA)に相当するものです。OverDriveの全書籍に導入されるわけではなく、当初はSimon & Schuster Audio、Baker Publishing、Lerner Publishingのオーディオブックと電子書籍が対象となるとのことです。これらの出版社の図書についても、CPCモデル以外に従来の買い切り型での提供も継続して行われます。
CPCモデルの開始は2017年後半を予定しており、料金体系についてはまだ確定していないとのことです。
神奈川県の茅ヶ崎市が、「本がだいすきプロジェクトちがさき」プロジェクトの一環で、市内在住・在学の中高生20人を対象とした選書ツアーを開催すると発表しています。
2017年3月25日に、茅ヶ崎市立図書館において、選書の仕方やPOPの作り方についてのワークショップを受講した後、3月27日に出版取次会社(株式会社トーハン)を訪問し、選書を行ないます。
選書された本は、プロジェクトのメンバーである川上書店を通し、プロジェクトに賛同した株式会社ジェイコム湘南 湘南局(J:COM 湘南)が提供する資金で購入し、図書館に寄贈されることになります。
寄贈された本は、装備の後、参加した中高生によるPOPをつけて、2017年4月下旬頃に一定期間展示した後、貸出される予定とのことです。
J:COM×川上書店×図書館 企画「中高生向け図書館選書ツアー」(茅ヶ崎市,2017/2/16)http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/koho/1020324/1022053.html
米国大学・研究図書館協会(ACRL)が発行する学術書等の書評誌“Choice”のオンライン版“Choice Reviews”が、2017年3月3日、20万件の書評記事の公開を達成したと発表しています。
20万件目の記事は、アームストロング・アトランティック州立大学のジャミソン(Carol Jamison)氏が執筆した“An Old English History of the World”の書評です。
Choice Reviews Reaches A Significant Milestone - 200,000 Reviews(ALA,2017/3/6)http://www.ala.org/news/member-news/2017/03/choice-reviews-reaches-significant-milestone-200000-reviews
岐阜県飛騨市の飛騨市図書館と神岡図書館で、2017年2月21日から3月20日まで、第1回雑誌総選挙が行われています。
壁面の雑誌のリストにシールを貼って投票するもので(3タイトルまで)、図書館利用カードの所持にかかわらず、図書館の利用者であれば1回投票できます。所蔵がない雑誌については、投票用紙に記入し投票箱に投函します。
投票を通じて利用者に蔵書への関心を持ってもらうことを第一目的としており、図書館の評価基準のひとつである「貸出冊数」を増やすために投票結果をもとに購読をやめたり購入の優先順位を決めることはしないとのことです。
今後、司書が選書を行なうにあたり、結果は十分に考慮するとのことです。
Facebook(飛騨市図書館,2017/2/23)https://www.facebook.com/hidalib/posts/1319647551407439
図書館流通センター(TRC)は2017年2月16日、同社が発行する図書館向け選書用資料『週刊新刊全点案内』が2017年2月14日号で2000号に到達したと発表しました。
TRCのウェブサイトでは『週刊新刊全点案内』の2000号までのあゆみも紹介されています。
『週刊新刊全点案内』が2017年2月14日号にて2000号を達成しました(TRC、2017/2/16付け)https://www.trc.co.jp/information/170214_zenten.html
2017年2月8日、ProQuest社は印刷版の書籍と電子書籍が混在する中での、蔵書管理・構築の困難と新たな可能性に関してまとめたホワイトペーパー、”Obstacles and Opportunities: Ebooks, Print and the Impact of Choice on Libraries and the Users They Serve”を公表しました。全文を無料でダウンロード・閲覧することができます。
このホワイトペーパーでは複数のフォーマットが混在する中での蔵書管理の複雑さに焦点を当てて調査を行っており、中でも以下の点を中心に扱っているとのことです。
●印刷体図書と電子書籍管理の類似性 ●電子書籍により新たに生じたコレクション管理の障害と機会 ●図書館員は、複数のフォーマットにより構築されるコレクションの管理を簡素化するために、ProQuestのようなコンテンツアグリゲータをどのように使っているか
ProQuest Explores Obstacles and Opportunities in Managing Book Collections(ProQuest、2017/2/8付け)
2016年8月23日付けのLibrary Journal誌電子版記事で、米国ワシントン州のスノホミッシュ郡-アイランド郡図書館が、OverDrive社と協働で実施したDemand-Driven Acquisition(DDA)の取り組みについて紹介されています。
DDAあるいはPatron-Driven Acquisitions(PDA)と呼ばれる、利用者の希望あるいは実際に利用した図書を購入する選書形式は、電子書籍の選書方法として大学図書館で導入事例が報告されていますが、公共図書館ではあまり例がありませんでした。
スノホミッシュ郡-アイランド郡図書館はOverDrive社に一般書のDDAについて呼びかけ、2016年6月から提供を開始したとのことです。提供にあたっては出版年の範囲(小説は制限なし、ノンフィクションは出版後5年以内)や1冊あたりの金額の上限、重複購入を避けるための仕組み等をあらかじめ取り決めてあったとのことです。
DDA開始後、利用者数や利用冊数が増加した一方で、開始当初は1日あたりの購入金額が14,000ドル~17,000ドルにまで至るなど予想外の事態も発生したことが紹介されています。なお、1日あたりの購入金額についてはオーディオブックを対象から除いたところ落着き、1日5,000ドル前後になったとのことです。
2016年8月1日から8月31日まで、東京都の東久留米市立中央図書館のおはなし室に、「なつやすみマンガのへや」が開設されます。
昨年同館で開催した図書館フェスで集めた「ヘンネ!カード」で「どうしてマンガはないの?」の声が複数あったことを受け、お試し企画として開設されるものです。
図書館でみんなに読んでもらいたいおすすめマンガに関するアンケートを参考にして設置され、市内在住・在学の中高生がマンガの紹介カード作成やアンケートの回収などのボランティア活動を行ないます。
「マンガ」を軸に、市民とともに収集方針について考えていくイベントの一環です。
東久留米市立図書館 各館イベント案内https://www.lib.city.higashikurume.lg.jp/ ※「【中央 8/1-8/31】なつやすみマンガのへや」とあります。
図書館フェス2016 図書館にどうしてマンガはないのかニャ~!?https://www.lib.city.higashikurume.lg.jp/files/attach/files932_1.pdf
マンガの部屋ボランティアhttps://www.lib.city.higashikurume.lg.jp/files/attach/files932_2.pdf
参考:
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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