資料管理

E1417 - 音声遺産の保存と継承のために-全米録音資料保存計画の概要

2013年2月,米国議会図書館(LC)は全米に存在する録音資料の保存計画“The Library of Congress National Recording Preservation Plan(全米録音資料保存計画)”を発表した。...

OCLC、WorldCatを用いた紙媒体資料の共同管理(シェアード・プリント)プログラムを発表

2013年1月22日、OCLCが、紙媒体資料の共同管理(シェアード・プリント)に関する新しいプログラム“Shared Print Management Program”を発表しました。各図書館がWorldCatに対象となる資料を登録することで、効率的な共同管理を行うというものです。このプログラムは、2012年3月に終了したOCLCのプロジェクト“Print Archives Disclosure Pilot Project”が発展したもので、そこでは共同保管のためのガイドラインの作成が行われています。

このように複数の図書館で紙媒体資料を共同管理する動きは、デジタル資料の普及や図書館のスペース削減要求を背景としてさかんになっています。地域レベルのコンソーシアムから北米研究図書館センター(CRL)やHathiTrustといった大規模な組織まで様々な取り組みがあり、民間企業のSustainable Collection Servicesが支援サービスを提供するなどもしています。

OCLC Shared Print Management Program to help libraries collaborate and manage collections using WorldCat(OCLC 2013/1/22付けニュース)

米国のコロンビア大学図書館とコーネル大学図書館がテクニカルサービス部門の統合へ

米国のコロンビア大学図書館とコーネル大学図書館がテクニカルサービス部門の統合を行っていくと発表されました。両大学が2009年に開始した“2CUL”という協力関係のフェーズ2として、アンドリュー・W・メロン財団から3年間で35万ドルの助成を受けて実施されるものです。統合においては、図書、電子書籍、電子ジャーナル、データベースなどの資料の共同調達が行われるほか、データやワークフローの統合も含めた共通の図書館システムの使用も検討されるということです。また、両館合わせて50以上の言語の資料を収集しており、多言語に対応できるライブラリアンを共有できるという点もメリットとして挙げられています。

Cornell and Columbia Libraries to Build a Joint Technical Infrastructure(Cornell University Library News 2013/1/16付けニュース)
http://news.library.cornell.edu/news/130116/2cul

2CUL
http://2cul.org/

参考:
コロンビア大学図書館とコーネル大学図書館による、電子ジャーナル保存についての調査
http://current.ndl.go.jp/node/20247

E1382 - 灰色文献の最前線―研究データの収集・管理・提供<報告>

E1382 - 灰色文献の最前線―研究データの収集・管理・提供<報告>

2012年11月29日と30日に,イタリアのローマにおいて「第14回灰色文献国際会議(Fourteenth International Conference on Grey Literature:GL14)」が開催された。灰色文献に関する国際的なネットワークGreyNetの主催によるものである。筆者も含めて17か国から約50名が参加した。...

日本消化器外科学会、アフリカ地域の外科学教育支援のため、英語教材の寄贈受付中

日本消化器外科学会(JSGS)が、アフリカ地域における外科学教育を支援するため、外科手術のアトラス、外科手術動画のDVD、外科学の教科書などの資料(いずれも英語版、最近10年以内のもの)の寄贈を受け付けています。

この寄贈プログラムは、The Society for Surgery of the Alimentary Tract (SSAT)からの協力依頼によるもので、アフリカのCOSECSA (The College of Surgeons in East, Central and Southern Africa) へ寄贈されるものです。受付期限は2012年11月末となっています。

Ref.
アフリカ地域への教材寄贈にお力をお貸しください(日本消化器外科学会ウェブサイト 2012年9月掲載)
http://www.jsgs.or.jp/modules/oshirase/index.php?content_id=231

OCLC、北米における地域共同管理コレクションの現状をテーマにした報告書を公表

2012年7月17日、米国OCLCの研究部門OCLC Researchが、“Print Management at “Mega-scale”: A Regional Perspective on Print Book Collections in North America”と題したレポートを公表しました。レポートでは、北米における紙書籍を対象とした地域共同管理コレクションを12件取り上げ(p.16に地図あり)、その特徴やコレクション間の関係、情報アクセス・大規模デジタル化・リソースシェアリング・資料保存などに関する課題についてまとめています。

Print Management at “Mega-scale”: A Regional Perspective on Print Book Collections in North America(PDF:62ページ)
http://www.oclc.org/research/publications/library/2012/2012-05.pdf

Print Management at "Mega-scale": a Regional Perspective on Print Book Collections in North America(OCLC)

英国図書館(BL)がボストンスパの保存書庫へ700万点の資料移動を完了

英国図書館(BL)が、ロンドンから、ウェストヨークシャー州ボストンスパに2009年12月にオープンした保存書庫への資料移動プロジェクトを終えたと発表しています。このプロジェクトはPremier Moves社の協力のもと2009年1月に開始し、完了までまる36か月間を費やしたそうで、移動させた資料は合計700万点、並べると205kmで、重量は象900頭に相当するとされています。利用者はこの保存書庫から48時間以内にロンドン本館へ資料を取り寄せることが可能とのことです。なお、BLでは年間300万点以上の資料を受け入れているそうです。

200km of books successfully moved to high-tech home (BL 2012/2/14付けプレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/Press-Releases/200km-of-books-successfully-moved-to-high-tech-home-56e.aspx

Premier Moves
http://www.premiermoves.net/

参考:
E1010 - 英国図書館の新書庫が公式オープン
http://current.ndl.go.jp/e1010

BL、700万冊収蔵可能な保存用の自動書庫を新設

OCLCがSustainable Collection Services社と提携し、WorldCatのデータに基づいた図書の除籍等に関するサービスを

2012年1月20日、米国のOCLCがSustainable Collection Services(SCS)社との戦略的提携を発表しました。2011年に設立されたSCS社は、図書館が、利用の少ない図書を除籍したり他館との共同管理への移行したりといったコレクションの見直し(deselection)をデータに基づいて行うためのツールや助言の提供を行う企業だそうです。今回の提携によって、同社はOCLCの総合目録WorldCatのデータを活用してサービスを行うことができるようになるとのことです。このサービスは、OCLCが現在提供しているコレクション評価ツール“WorldCat Collection Analysis”を補完するものとされているようです。

OCLC establishes strategic partnership with Sustainable Collection Services (OCLC 2012/1/20付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2012/20128.htm

Sustainable Collections Services
http://sustainablecollections.com/

WorldCat Collection Analysis

イスラエル国立図書館、保存すべき資料を誤って無料で市民に提供

イスラエル国立図書館は、2011年6月に、未整理で保管されている65万冊のうち重複などの理由で不要と判断された資料3万点を無料で市民に提供したとのことですが、その際に、ユダヤ教・ユダヤ人等に関する資料や、1872年刊のダーウィンの著作等、本来は保存すべき資料も誤って提供してしまったとのことです。原因等を究明するための委員会が設けられるとのことです。

How did Israel’s National Library give away a first-edition Darwin?(HAARETZ.com 2011/7/21付けの記事)
http://www.haaretz.com/print-edition/news/how-did-israel-s-national-library-give-away-a-first-edition-darwin-1.374323

資料が正しく配架されているかを確認できるアプリが開発中(米国)

2011年3月27日付けのReadWriteWebの記事で、米国マイアミ大学の拡張現実研究グループ(Augmented Reality Research Group)が開発している、アンドロイド用アプリが紹介されています。これは拡張現実(AR)の技術を用い、アンドロイド端末のカメラを通じて資料が正しく配架されているかどうかを確認することができるものとのことです。間違った並びになっている場合には、間違った場所にある資料に「×」印が表示されるようですが、現在のところ、タグの認識が難しい児童書等の薄い本での利用で課題が残されているとのことです。

Awesome Augmented Reality App Could Save Librarians Hours (ReadWriteWeb 2011/3/27付けの記事)
http://www.readwriteweb.com/archives/awesome_augmented_reality_app_could_save_librarian.php

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