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2021年3月2日、米国議会図書館(LC)が、同館の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大を記録するコレクションに関する記事を公開しました。
LCは、ロックダウンやソーシャルディスタンシングの開始時からCOVID-19関連の資料収集を行っており、収集された資料の中には、個人やコミュニティにおけるCOVID-19の影響を記録した写真や芸術家の反応等が含まれています。
記事では、以下のコレクションについて紹介が行われています。一部は、オンラインで閲覧可能です。
・現代芸術家が作成したコロナ禍関連ポスター ・Flickrと協力し投稿を募った、COVID-19感染拡大下の米国人の経験に関する写真コレクション ・写真家Camilo Vergara氏から寄贈を受けた、COVID-19に関連する写真 ・LCの音楽部(Music Division)が構築を計画している、舞台芸術のCOVID-19対応に関するコレクション ・芸術家Toni Lane氏が作成した絵画 ・COVID-19に関する分析や経緯の理解に資するデータ ・COVID-19感染拡大に関するウェブサイトの収集 ・文書資料
2021年2月22日、オーストラリア会計検査院(Australian National Audit Office:ANAO)が、オーストラリア国立図書館(NLA)とオーストラリア国立フィルム&サウンドアーカイブ(NFSA)の監査結果を公開しました。
NLAとNFSAともに、おおむね効果的なガバナンス、コレクション管理が行われており、それぞれの法的要件やコレクションポリシーに則って効果的にコレクションが構築されていると述べられています。一方で、両機関ともコレクションの破棄に関する計画はなく、長期的な保存場所の確保が課題となっていること等を指摘しています。
また、監査結果を踏まえた推奨事項として、NLAに対しては事業継続計画の更新とコレクションの収集対象見直し・破棄に関する方針の策定、NFSAに対してはコレクションの収集対象見直しに関する方針の策定と貸出を管理するプロセスの構築が示されています。
2021年2月27日から4月11日まで、北海道の浦幌町立博物館で企画展「コロナな時代を語り継ぐために」が開催されています。
新型コロナウイルス感染症の影響で変化した地域の生活を、身近な資料で記録する試みを紹介するものであり、同館がこれまで収集した、チラシやマスクをはじめとした新型コロナウイルス感染症関係資料の展示が行われています。
入場料は無料です。
@urahoromuseum(Twitter, 2021/2/27)https://twitter.com/urahoromuseum/status/1365484610696568835
@urahoromuseum(Twitter, 2021/3/1)https://twitter.com/urahoromuseum/status/1366147431683956736
2021年2月16日、フランス国立書籍センター(CNL)が、地方自治体図書館の資料購入に関する支援について、同センターのウェブサイトで発表しました。
新型コロナウイルス感染症感染拡大による影響からの回復計画“Plan de relance”の一環として実施されます。地域の文化産業の要である書店の支援を目的としており、2021年と2022年に、各年合計500万ユーロずつの支援が行われます。
実施についてはCNLが受託しており、4月中に申請受付を開始する予定と述べられています。
2021年2月10日から3月31日まで、広島県立図書館が、図書資料展示「東日本大震災10年~広島県立図書館所蔵資料で振り返る~」を開催しています。
ウェブページでは、10年間の間に同館が受け入れた東日本大震災関連の資料約620点のリストが公開されています。今回の展示では、その内、被災当時の様子を収めた報道写真や体験記等約200点の展示が行われます。
資料展示「東日本大震災10年」(広島県立図書館, 2021/2/10)http://www2.hplibra.pref.hiroshima.jp/index.php?key=joqachhhl-339#_339
資料展示「東日本大震災10年」(広島県立図書館)http://www2.hplibra.pref.hiroshima.jp/?page_id=3269
2021年3月6日、アート・ドキュメンテーション学会(JADS)の第102回研究会「新型コロナウイルス関連資料の収集と展示」がオンラインで開催されます。
新型コロナウイルス感染症に関連する資料の収集・展示を行う機関の活動内容や課題等の報告が行われます。
参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。
当日の主な内容は以下の通りです。
・「地域博物館におけるコロナ関係資料の収集からみえてきたもの」 持田誠氏(浦幌町立博物館)
・「コロナ禍による〈失われた公演〉のアーカイブとオンライン展示」 後藤隆基氏(早稲田大学演劇博物館)
・質疑、登壇者の対談 ファシリテーター:阿児雄之氏(東京国立博物館)
第102回研究会「新型コロナ関連資料の収集と展示」のご案内(JADS)http://www.jads.org/news/2020/20210306.html
2021年2月27日と2月28日に、宮城県のせんだいメディアテークで、東日本大震災10年被災地図書館震災アーカイブ企画展「10万冊が語りかける 東日本大震災~「震災記録を図書館に」キャンペーン~」が開催されます。
図書館共同キャンペーン「震災記録と図書館に」に参加する8図書館の主催により、各館が収集した震災の記録が収められた書棚の実物大ポスター計61枚の展示が行われます。
東日本大震災10年被災地図書館震災アーカイブ企画展「10万冊が語りかける 東日本大震災~「震災記録を図書館に」キャンペーン~」https://www.smt.jp/event/2020/12/event_69745.html
2020年12月8日、フィンランド国立図書館が、ジャン・シベリウスの手稿譜コレクションを入手したことを発表しました。
同コレクションは、1,230ページ以上の手稿譜であり、ジャン・シベリウス直筆の注釈が付されたスコアや、リヒャルト・シュトラウスによる手書きの注釈が付されたスコア等で構成されています。
発表の中では、手稿譜は研究や音楽界にとって重要であり、加えて、文化的・国家的遺産としても価値があると述べられています。また、今回の入手は、Ella and Georg Ehrnrooth Foundation等からの助成や民間スポンサーからの寄付によって実現したと紹介されています。
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