資料保存

英国図書館の消滅の危機に瀕した文化遺産アーカイブプロジェクトEndangered Archives Programme、新たに4コレクションをオンライン公開

2020年7月3日、英国図書館(BL)の消滅の危機に瀕した文化遺産アーカイブプロジェクトEndangered Archives Programme(EAP)は、新たに4つのコレクションがオンライン上で利用可能になったことを発表しました。

EAPが今回公開した4つのコレクションとその概要は以下のとおりです。

・ブラジル第2の文書館であるバイーア州立公文書館から寄託された1664年から1910年までの1,329冊・30万6,416ページに相当する公正証書のコレクション“Notary Books of Bahia, Brazil, 1664-1910”。バイーアは1763年までポルトガル植民地政府において中心的な地位を占めた地域であり、公開された文書類は19世紀末までの同地域の社会経済史の研究において最も信頼のおける情報源である。

宮崎歴史資料ネットワーク、被災資料の救出等に関して要請があれば支援活動を行えるよう準備している旨発表

2020年7月7日、宮崎歴史資料ネットワークが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、他の被災県に直接赴いて支援する事は難しい状況にあるものの、被災資料の救出等に関して他の団体・個人から要請があれば直接間接に支援活動を行えるように準備している旨発表しています。必要な物資等も手配できるようにしているとしています。

また、同県は他地域と比較して被った損害は現状では限られているとしています。

宮崎歴史資料ネットワーク(Facebook,2020/7/7)
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=164749498429582&id=111102067127659

歴史資料ネットワーク(史料ネット)、「2020年九州豪雨被災地のみなさま、ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)」を発表

2020年7月8日、歴史資料ネットワーク(史料ネット)が、「2020年九州豪雨被災地のみなさま、ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)」を発表しています。

九州地方の豪雨によって被害を受けた人にお見舞いを述べるとともに、 被災地の住民や、ボランティアに対し、歴史資料の保全をお願いするものです。

2020年九州豪雨被災地のみなさま、ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)(歴史資料ネットワーク,2020/7/8)
http://siryo-net.jp/info/2020kyushu/

参考:
東京文化財研究所、公式Twitterにて、水損文化財の処置における注意点をまとめた文書を紹介
Posted 2020年7月7日
https://current.ndl.go.jp/node/41438

東京文化財研究所、公式Twitterにて、水損文化財の処置における注意点をまとめた文書を紹介

2020年7月6日、東京文化財研究所が、令和2年7月3日からの大雨をうけ、公式Twitterにて、水損文化財の処置における注意点をまとめた文書を紹介しています。

@NRICPT(Twitter,2020/7/6)
https://twitter.com/NRICPT/status/1279970637776216065

被災文化財について殺菌燻蒸、およびその後のクリーニングを実施する場合の注意点 [PDF:2ページ]
https://www.tobunken.go.jp/japanese/rescue/110706.pdf

【イベント】地域連携イベント「学術野営2020 in 奥州市」(7/11-12・オンライン)

2020年7月11日から12日にかけて、国立歴史民俗博物館「総合資料学の創成」事業と合同会社AMANEの主催により、「学術野営2020 in 奥州市」がGoogle Meetを利用したオンライン形式で開催されます。

「学術野営」は、地域資料の保存・伝承・利活用に関わる専門家が交流し、その物理的な継承・情報公開及び共有・社会での利活用等に関する、多面的・学際的議論を展開する集会です。「学術野営2020 in 奥州市」では、地域資料をめぐる事例として、同館が地域資料継承支援に関する覚書を締結した岩手県奥州市の状況に焦点をあてるとともに、地震などの大規模自然災害(有時)および過疎化・人口減少(平時)双方を原因とした資料消失について、その現状や対策を一体的に議論することが試みられます。さらに、新型コロナウイルスの世界的な流行による地域資料継承への影響や今後の展望についても、参加者全員で検討することが予定されており、7月11日には発表やセッション(座)で様々な話題提供と議論が行われます。翌12日には、えさし郷土文化館・奥州市牛の博物館・後藤新平記念館の奥州市に所在する3館を対象に、人の移動が制限(自粛)されている状況下での博物館施設の展示解説の手法を実験する「オンライン巡検」が行われます。

ルクセンブルク国立図書館(BnL)、資料移送の様子に関する動画を公開

2020年7月1日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)は、キルヒベルクに建てられた同館の新館へのコレクションの移送に関する動画を公開したと発表しました。

動画では、資料の移送、排架の作業等を行っている館内の映像を見ることができます。

Un an déjà: le déménagement de la BnL en vidéo(BnL, 2020/7/1)
https://bnl.public.lu/fr/actualites/articles-actualites/2020/unandemenagement.html

フランス国立図書館(BnF)、コレクションの新たな保存場所の設立に関する関心表明の募集を開始

2020年6月29日、フランス国立図書館(BnF)が、同館のコレクションの新たな保存センターの設立に関する関心表明の募集を開始しました。

発表によると、同センターには24万7,000タイトルで構成される古く貴重な新聞資料のコレクションの保存に特化した施設を設ける予定であり、7,000万ユーロから9,000万ユーロの規模のプロジェクトになると想定されています。

Appel à Manifestation d’Intérêt (AMI)(BnF, 2020/6/29)
https://www.bnf.fr/fr/actualites/appel-manifestation-dinteret-ami

文化遺産国際協力コンソーシアム、シンポジウム「文化遺産の意図的な破壊―人はなぜ本を焼くのか―」の報告書を公開

2020年6月19日、文化遺産国際協力コンソーシアムは、2019年度刊行物を同コンソーシアムのウェブサイト上にアップロードしたことを発表しました。その中には、2019年12月1日に開催されたシンポジウム「文化遺産の意図的な破壊―人はなぜ本を焼くのか―」の報告書も含まれています。

各講演やパネルディスカッションの内容を掲載しているほか、資料編として、「文化遺産の意図的破壊に関するユネスコ宣言」「災害リスク削減に向けた図書館関連活動及び紛争・危機・自然災害時の図書館関連活動に対する IFLA の関与の原則」の日本語訳が収録されています。

刊行物をアップしました(文化遺産国際協力コンソーシアム, 2020/6/19)
https://www.jcic-heritage.jp/jcicheritageinformation20200619/

「群馬歴史資料継承ネットワーク」が2020年7月12日に設立

2020年7月12日に「群馬歴史資料継承ネットワーク(ぐんま史料ネット)」が設立されることが地元紙に報じられています。

報道によると、大学の研究者、学芸員、地方公共団体の文化財担当者ら約50人で構成される予定で、群馬県立女子大に事務局がおかれます。また、群馬県立歴史博物館、群馬県立文書館、群馬県立女子大学のある玉村町歴史資料館等と連携しながら活動していくと報じられています。

NPO法人歴史資料継承機構の6月27日付のブログ記事によると、7月12日に、群馬市の昌賢学園まえばしホ-ルにおいて設立総会・記念報告会が開催されます。参加資格・定員は会員のみ50人で内容は以下の通りです。

・趣旨説明

・基調報告
「令和元年東日本台風と信州資料ネットの設立」 原田和彦氏(長野市立博物館学芸係長)

・事例報告
「太田市の被災史料」 小宮俊久 氏(太田市教育委員会文化財課主任専門員)

「史料救済担い手の育成について-県立吉井高等学校職業体験を通じて-」 軽部達也 氏(藤岡市教育委員会文化財保護課長)

「新鹿沢温泉・鹿澤館 閉館に関わる取り組み」   樋美沙樹氏(嬬恋郷土資料館主事)

・質疑・意見交換・コメント

川崎市市民ミュージアム、「市民ミュージアム 収蔵品レスキューの状況について(令和2年6月)」を発表:被災収蔵品の収蔵庫からの搬出が2020年6月19日に完了

2020年6月24日、川崎市市民ミュージアムが、「市民ミュージアム 収蔵品レスキューの状況について(令和2年6月 )」を発表しました。

令和元年台風第19号により収蔵品等が浸水被害を受けた川崎市市民ミュージアムにおいて実施されている収蔵品レスキューの6月19日現在の状況が説明されており、被災収蔵品の収蔵庫からの搬出が6月19日に完了したとしています。

市の報道発表資料(川崎市市民ミュージアム)
https://www.kawasaki-museum.jp/kawasaki/
※2020年06月24日欄に「市民ミュージアム 収蔵品レスキューの状況について(令和2年6月)」とあります。

市民ミュージアム 収蔵品レスキューの状況について(令和2年6月)(川崎市,2020/6/24)
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/250/0000118748.html

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