資料保存

新潟県、「新潟県文化財保存活用大綱(案)」に関する意見を募集

新潟県が、「新潟県文化財保存活用大綱(案)」に関する意見の募集を開始しました。期間は2020年1月14日から1月27日までです。

新潟県文化財保存活用大綱(案)について御意見を募集します(新潟県, 2020/1/14)
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/bunkagyosei/taikou-ikenboshu.html

新潟県文化財保存活用大綱(案) [PDF:7.86MB]
https://www.pref.niigata.lg.jp/site/bunkagyosei/taikou-ikenboshu.html

【イベント】大図研関東地域グループ合同例会「講演会:水害への備えおよび対処方法について」(2/9・東京)

2020年2月9日、港区立神明いきいきプラザ(東京都港区)において、大学図書館問題研究会(大図研)の関東3地域(埼玉・千葉・東京)のグループ合同例会「講演会:水害への備えおよび対処方法について」が開催されます。

イベント案内によれば、史料管理学を専門とし、史資料保存・管理や修復についての研究のみならず、数多くの実践的活動を行っている国文学研究資料館の青木睦准教授を招き、災害後の対応やレスキューについての実務的な対応,いかに被害を軽減するよう備えるかの日常の管理のあり方についての講演を行うとのことです。

参加費は大図研会員は無料、非会員は300円です。事前申し込みが必要で、締切りは2020年1月31日、定員(60名)に達し次第受付を終了するとされています。

イベント案内(大学図書館問題研究会東京地域グループ)
https://www.daitoken.com/tokyo/event.html

米・カリフォルニア大学デービス校図書館、地元ブドウ園からの寄付を活用してブドウ栽培研究の第一人者である同校名誉教授の研究著作のデジタル化保存事業を開始

2019年12月16日、米・カリフォルニア大学デービス校図書館は、地元のブドウ園“Larkmead Vineyards”のオーナーであるCameron Baker氏・Kate Solari Baker氏から20万ドルの寄付を受けたことを発表しました。

同館は両氏からの寄付をブドウ栽培研究の第一人者である同校名誉教授の故・Harold Olmo氏の研究著作のデジタル化保存事業のために活用することを表明しています。同館は寄付金の活用により、ブドウ栽培・ブドウ育種・世界中の様々な気候や地形へのブドウ品種の適合性に関するOlmo名誉教授の研究をデジタル化し広く共有することが可能になる、としています。

カリフォルニア大学デービス校図書館は、3万冊以上のワインに関する図書・論文や1287年まで遡る貴重な手稿、著名なワインの著作家の作品等を含むワインコレクションを所蔵しています。Olmo名誉教授の研究のデジタル化は2020年から開始される予定です。

文化庁、「世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画」の決定と防火対策ガイドラインの改定等を発表

2019年12月23日、文化庁が、「世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画」の決定、及び、「国宝・重要文化財(建造物)等の防火対策ガイドライン」「国宝・重要文化財(美術工芸品)を保管する博物館等の防火対策ガイドライン」の改定を発表しました。

あわせて、世界遺産である史跡等に所在する建造物の防火施設等の緊急状況調査結果も公表しています。

報道発表(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/index.html
※2019年12月23日欄に「世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画等について」とあります。

世界遺産・国宝等における防火対策5か年計画等について(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/91957201.html

米・バージニア大学(UVA)で有志のボランティアにより1939年から1989年まで作成された図書館の目録カード約400万枚の保存プロジェクトが展開中

米・バージニア大学(UVA)の2019年12月9日付のお知らせで、改装に向けた準備が進む同大学の中央館アルダーマン図書館において、同館の過去の一部を物語る目録カード保存のための取組みが進められていることが紹介されています。

この取り組みの対象となっているのは、1939年から1989年までの50年間に作成された目録カード約400万枚です。UVAのお知らせでは、1989年に導入された電子目録システムでは、目録カードの表側の情報だけを転記していたため、当時の担当者が裏側に記した資料の来歴等に関連するメモなど、図書館の所蔵や大学の歴史について、目録カードでしか参照できない情報が存在することが紹介されています。

保存プロジェクトは同大学英語学部の大学院生であるNeal Curtis氏とSamuel Lemley氏が中心となって進めており、物理的なカードの保存に加えて、目録カードの情報をオンライン目録上で利用可能にするための募金活動も継続して行われています。

E2208 - 令和元年台風第15号・第19号等による図書館等への影響

2019年9月9日に千葉市付近に上陸した令和元年台風第15号,10月12日に静岡県に上陸した台風第19号及び10月25日を中心とした大雨により,広い範囲で様々な被害が生じた。本稿では,2019年12月10日までの情報を基に,これらの台風及び大雨の影響を受けた図書館等の状況を中心に紹介する。

米国国立標準技術研究所(NIST)、ケネディ大統領暗殺事件で使用された銃弾の3Dスキャンによる高精度のデジタル複製物を制作:2020年初頭にデータを米国国立公文書館(NARA)のウェブサイトで公開予定

2019年12月5日、米国国立標準技術研究所(NIST)は、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件で使用された銃弾について、3Dスキャンによる高精度のデジタル複製物を制作したことを発表しました。

同事件で使用された銃弾は、通常米国国立公文書館(NARA)で保管されていますが、細部まで忠実なデジタル複製物を制作するためにNISTへ移送されていました。多数のアクセス要求がある同銃弾について、オリジナルは温湿度の管理された保管庫で安全に保管しつつ、複製物を公開し広くアクセス可能とすることが、制作の背景として説明されています。

NARAは2020年初頭に、銃弾のデジタル複製物のデータを同館ウェブサイト上で公開する予定です。

米国議会図書館(LC)、永久保存対象に選ばれた映画25作品を発表(2019年)

2019年12月11日、米国議会図書館(LC)が、文化的・歴史的・美学的に意義のある映像資料の永久保存レジストリ“National Film Registry”に追加する2019年分の映画25作品を発表しています。

公開から少なくとも10年を経た作品の中から、毎年25作品が追加されており、今回の追加によりレジストリで保存される作品は775作品になりました。

新たに選ばれた作品には、『虚栄の市』(1935年)、『眠れる森の美女』(1959年)、『アマデウス』(1984年)、『プリンス/パープル・レイン』(1984年)、『プラトーン』(1986年)、『ボーイズ・ドント・クライ』(1999年)などがあります。

LCの同日付けブログ記事でもこのニュースが紹介されており、選ばれた作品の関係者によるコメントが掲載されています。また、ブログ記事の筆者であるLCのヘイデン(Carla D. Hayden)館長は、“National Film Registry”への追加作品の発表は「館長としてのお気に入りの仕事の一つ」と述べています。

神奈川県川崎市、「川崎市市民ミュージアム 台風第19号による浸水被害への対応状況について」を公表

2019年12月5日、神奈川県川崎市は、報道発表資料「川崎市市民ミュージアム 台風第19号による浸水被害への対応状況について」を公表しました。

資料は以下の8章からなります。「被害の概要」によれば、収蔵品約26万点のうち収蔵庫等で保管していなかった約3万1,000点は浸水被害を受けていないとあり、また「各収蔵庫の状況」では、被災後の各収蔵庫内の様子が分かる写真が掲載されています。

・被害の概要
・これまでの経過・対応内容
・市民ミュージアムの作業環境整備の状況
・各収蔵庫の状況
・収蔵品レスキューの工程・支援体制
・収蔵品レスキューの優先順位の考え方
・収蔵庫等からの主なレスキュー状況(12月4日現在 速報)
・継続して実施する事業

市民ミュージアム 台風第19号による浸水被害への対応状況について(川崎市, 2019/12/5)
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/250/0000112818.html

全国美術館会議、川崎市市民ミュージアムの救援活動を開始

2019年11月27日、全国美術館会議は、台風19号で被災した神奈川県の川崎市市民ミュージアムの救援活動を開始したことを発表しました。活動の内容について以下の点等が紹介されています。

・2019年11月25日から美術部門の救援活動を開始したこと
・美術部門の救援活動は川崎市及び市民ミュージアム、独立行政法人国立文化財機構、一般社団法人国宝修理装潢師連盟、NPO法人文化財保存支援機構との協力により行われること
・今後当分の間、毎週月曜から木曜にかけて、同会議から1日8人程度を現地へ派遣し、被災作品の救出・応急処置作業に協力すること

全国美術館会議
http://www.zenbi.jp/index.php
※事務局からの2019年11月27日付けのお知らせに「川崎市市民ミュージアムの救援活動を開始しました。」とあります。

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