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【イベント】デジタルアーカイブ学会第6回研究大会第2部(10/15-16・仙台、オンライン)

2021年10月15日から10月16日にかけて、デジタルアーカイブ学会第 6 回研究大会の第2部が開催されます。

参加方法は、東北大学災害科学国際研究所(宮城県仙台市)での会場参加とオンライン参加の2種類であり、参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。

主なプログラムは以下の通りです。

●10月15日
・東日本大震災アーカイブシンポジウム(仮) -リアルとデジタルのアーカイブの意義と未来-
司会:加藤諭氏(東北大学学術資源研究公開センター史料館)

【伝承館事例報告】
青森県八戸市みなと体験学習館(前澤時廣氏)
岩手県東日本大震災津波伝承館(藤澤修氏)
みやぎ東日本大震災津波伝承館(登壇者未定)
福島県東日本大震災・原子力災害伝承館(瀬戸真之氏)

【デジタルアーカイブ事例報告】
岩手県(いわて震災津波アーカイブ〜希望)(高杉大祐氏)
宮城県図書館(アーカイブ宮城)(加藤奈津江氏)

・パネルディスカッション
国立国会図書館(中川透)
東北大学(柴山明寛氏,コーディネーター)

令和3年度全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)、動画配信により開催:研究主題は「デジタルアーカイブの構築と活用法」

福岡県立図書館のウェブサイト上に、令和3年度全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)の開催要項が掲載されています。

今回の研究主題は「デジタルアーカイブの構築と活用法」であり、先人が残した史料を保存・公開し、現在にいかし未来へつないでいくために、図書館が構築するデジタルアーカイブはどうあるべきかがテーマとされています。主催は公益社団法人日本図書館協会公共図書館部会、福岡県教育委員会、福岡県公共図書館等協議会、福岡県図書館協会で、主管は福岡県立図書館です。

2021年11月25日から12月9日まで、YouTubeによる動画配信が行われます。参加費は無料で事前の申し込みが必要です。

内容は以下の通りです。

・情勢報告
植松貞夫氏(公益社団法人日本図書館協会理事長)

・基調講演「デジタルアーカイブと図書館サービスの新段階」
福島幸宏氏(慶應義塾大学文学部准教授)

・調査報告「新型コロナウイルス感染症の図書館対応状況について」
大谷康晴氏(青山学院大学コミュニティ人間科学部教授)

・事例発表①「とっとりデジタルコレクション」の取組み -他機関との連携による地域資料の公開-
野沢敦氏(鳥取県立図書館資料課長)

川崎市市民ミュージアム、企画展「救う過去、つなぐ未来 -川崎市市民ミュージアム被災後活動報告展-」を開催

2021年9月7日から10月31日まで、神奈川県の川崎市市民ミュージアムの主催により、企画展「救う過去、つなぐ未来 -川崎市市民ミュージアム被災後活動報告展-」が、東海道かわさき宿交流館(川崎市)で開催されます。

令和元年度東日本台風により設備・収蔵品に大きな被害を受けた同ミュージアムについて、被災からこれまでの活動を、写真パネルを中心に紹介する展示です。

米・ハーバード大学図書館、共同書庫運用コンソーシアムReCAPの共同コレクションに同館の蔵書360万冊が加わったと発表

2021年9月1日、米・ハーバード大学図書館は、共同書庫運用コンソーシアムReCAP(Research Collections and Preservation Consortium)の共同コレクションに同館の蔵書360万冊が加わったと発表しています。

ReCAPは、米国のコロンビア大学図書館・プリンストン大学図書館・ニューヨーク公共図書館(NYPL)によって2000年に開始された共同書庫の運用コンソーシアムです。ハーバード大学図書館は2019年に参加しています。

今回、ハーバード大学図書館の蔵書が加わったことにより、4館の利用者は、コロンビア大学図書館の470万冊、プリンストン大学図書館の350万冊、NYPLの研究書コレクションからの500万冊とあわせて、約1,700万冊の共同コレクションを、各館のオンライン目録を通じて配送やデジタル化送信を請求し、利用することができるようになります。

ハーバード大学では2021年8月、共同コレクションのデータを連携館および同大学のオンライン目録とシームレスに統合するためのファームウェアを導入しており、NYPLでは既に同館のOPACに追加しています。プリンストン大学・ハーバード大学では2021年の秋に利用者に提供する予定です。

国際図書館連盟(IFLA)、アフガニスタンの状況に関し声明を発表

2021年8月19日、国際図書館連盟(IFLA)が、会長・事務局長名でアフガニスタンの状況についての声明を発表しました。アフガニスタンでは、8月15日に反政府武装勢力タリバンが首都カブールに侵攻し事実上政権が崩壊したと報じられており、治安情勢の悪化が懸念されています。

何よりもまず懸念されることとして、アフガニスタンの人々、特に女性を含む最も弱い立場に置かれた人々のことを挙げ、アフガニスタン全国民の人権が尊重されることを求める国際的な呼び掛けに賛同する旨を述べています。

図書館分野からの声明として、教育と情報へのアクセス権、意見・表現の自由、全ての人のための文化的権利に特に重点を置くとし、アフガニスタンの当局に対し、文化的権利の確保、文化遺産及びその保存に従事する専門家の保護を求めています。

IFLA Statement on Afghanistan(IFLA, 2021/8/19)
https://www.ifla.org/node/94117

横浜市戸塚図書館、「第二次戸塚区読書活動推進目標」に基づき、戸塚区に関係する資料の寄贈を呼びかけ

2021年8月4日、横浜市戸塚図書館が、戸塚区に関係する資料の寄贈を呼びかけています。

地元の地域情報紙によると、同区が江戸時代に宿場町として栄えたことから家庭内に貴重な資料が眠っている可能性を想定し2021年度に策定した「第二次戸塚区読書活動推進目標」に盛り込んだ、「地域の歴史的資料の保存・管理」に基づくものです。同区の18の地区連合町内会の代表者が集まる「区連会」の場でも寄贈を呼びかけたとのことです。

対象資料として以下が挙げられています。

・戸塚区に関する古い文献、古地図など
・戸塚区にある施設、機関、団体に関する資料
 社史、学校・町内会・商店街などの記念誌、施設案内、
 観光案内、寺社縁起など
・戸塚宿を扱った東海道五十三次関連資料
・戸塚区内を走る鉄道・バス等、交通に関する資料
・戸塚区出身者や在住者に関する伝記や評伝など
・戸塚区に関する行政資料

国際公文書館会議(ICA)、アーカイブ資料の整理と記述に関する調査結果を公開

2021年8月16日、国際公文書館会議(ICA)、アーカイブ資料の整理と記述に関するオンライン調査の結果をまとめた“Archival Arrangement &Description: Global Practices”の公開を発表しました。

同調査は、ICAが提供する新たなオンライン学習コースの参考とするため行われました。英語・フランス語版のアンケートは2020年4月30日まで、スペイン語版は2020年5月10日まで実施され、合計60か国以上から250件以上の回答が寄せられました。

発表の中では、主な結果として以下の内容が挙げられています。

・多様なツールが使われており、その中でもExcelや“Access to Memory(AtoM)”の割合が大きいが、多くの人が依然として人力やワープロに頼っている。

・多くの人が整理や記述に関する基準を重要・有用なものと認識しているが、基準を採用している機関の割合は低い。

・アーカイブの整理と記述に関する専門性の向上が求められているが、課題は相互に関係しており、整理・記述以外の分野にも関わっている。

【イベント】学芸員スキルアップ研修「水損資料レスキュー講習会」(9/6・大東)

2021年9月6日、大阪府の大東市立歴史民俗資料館で、学芸員スキルアップ研修「水損資料レスキュー講習会」が開催されます。

図書資料のレスキューについて、実際の作業イメージと留意点に関する知識・技術を学ぶもので、水損によるトラブル対応の初期作業に関われる人材の育成が目的とされています。

定員は15人(要事前申込・超過時は抽選)で、参加費は無料です。

博物館に興味のある人ならば誰でも参加でき、当日のプログラムは以下の通りです。

・講演
「水損図書資料の救出・応急処置活動」
松下正和氏(神戸大学)

「文化財レスキューと復興活動-奄美豪雨災害の事例-」
溝部悠介氏(奈良県立民俗博物館)

・実演
「スクウェルチ法による水損図書資料自然乾燥作業」

@rekisupo(Facebook, 2021/8/21)
https://www.facebook.com/rekisupo/posts/4256528407796213

神奈川県川崎市、川崎市文化芸術振興会議による答申「市民ミュージアムの今後のあり方について-答申-」を公開

2021年7月12日、神奈川県川崎市のウェブサイト上で、川崎市文化芸術振興会議による答申「市民ミュージアムの今後のあり方について-答申-」(2021年7月付け)が公開されていました。

2020年5月28日に、川崎市長は川崎市文化芸術振興会議へ「川崎市市民ミュージアムの復旧・復興に向けたあり方等について」の諮問を行い、同会議では「川崎市文化芸術振興会議市民ミュージアムあり方検討部会」を設置し検討を進めていました。

答申では、「新たなミュージアムの今後のあり方(活動)」「新たなミュージアムの今後のあり方(施設)」における方向性が示されており、後者では次の2点が挙げられています。

1.現施設でのミュージアム機能の再開は行わない
2.新たな施設は、浸水の恐れのあるエリアや土砂災害警戒区域等を避けた場所、利便性を考慮した場所で検討する

川崎市文化芸術振興会議「市民ミュージアムの今後のあり方について-答申-」(令和3年7月)(川崎市, 2021/7/12)
https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000129639.html

韓国国立中央図書館(NLK)、平昌オリンピック・パラリンリック競技大会の国際放送センターを改修して建設する「国家文献保存館」の国際建築設計競技の結果を発表

2021年8月5日、韓国国立中央図書館(NLK)が、平昌オリンピック・パラリンリック競技大会の国際放送センターを改修して建設する「国家文献保存館」の国際建築設計競技の結果を発表しています。

国内外の57の応募の中から、第1位には、新韓建築士事務所・D&B建築士事務所による「無限の道(TIMELESS CORRIDOR)」が選ばれました。「国家文献保存館」を、過去・現在・未来を貫通する場所、資料と人がコミュニケーションする空間として設計したことや、保存の役割に最も忠実な設計案でリモデリングの主旨にも適合していること、節制された立面計画と簡潔な動線設計が建設後の運営においても効果的な運用が期待できることが評価されたとしています。

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