資料保存

山形文化遺産防災ネットワーク(山形ネット)、県内での水害の発生をうけ、民間所在の歴史資料の保全を呼びかけ

2020年7月30日、山形文化遺産防災ネットワーク(山形ネット)が、7月28日の全県的な豪雨や最上川の氾濫等による水害の発生をうけ、民間所在の歴史資料の保全を呼びかけています。

山形文化遺産防災ネットワーク(山形ネット)(Facebook,2020/7/30)
https://www.facebook.com/127173415752439/photos/a.127972199005894/127975819005532/

参考:
山形県立図書館、「7月27日からの大雨被害に関する県内公共図書館(室)の開館状況(7月30日現在)」を公表
Posted 2020年7月30日
https://current.ndl.go.jp/node/41614

米・イリノイ州立大学ミルナー図書館らによる共同プロジェクトがサーカスのルートブックをデジタル化

2020年7月21日、米国のイリノイ州立大学は、現存が確認されているサーカスのルートブック(circus route books)400冊のうち、300冊以上のデジタル化が完了したことを発表しました。

ルートブックは、ショーのシーズンの終わりに発行され、サーカスのスタッフ、イベント、訪問地に関する情報や、移動距離や毎日の食事等の統計を掲載しています。また、天候の記録を含むものもあります。同デジタル化は、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)の「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」による26万8,000ドルの助成を受けて、同館、サーカスの博物館であるCircus World、The John and Mable Ringling美術館の共同プロジェクトとして行われたものであり、1842年から1969年に出版されたルートブックを対象としています。

発表の中では、メタデータ作成の過程でサーカスのパフォーマーについて米国議会図書館(LC)の名称典拠を作成したこと、現在はメタデータの改善とパフォーマーの探しやすさの向上に焦点を当てていること等が述べられています。

全国の自然史系博物館・大学による令和2年7月豪雨の被害を受けた人吉城歴史館(熊本県)所蔵の植物標本レスキュー支援活動が開始

2020年7月28日、全国の自然史系博物館・大学による令和2年7月豪雨の被害を受けた人吉城歴史館(熊本県)所蔵の植物標本のレスキュー支援活動の開始が発表されています。

同館所蔵の前原勘次郎氏が採集した植物標本が令和2年7月豪雨により水損被害受けたことから、人吉市の依頼により、熊本県および熊本県博物館ネットワークセンターがこの標本を搬出しましたが、水損した標本の数が約3万点という膨大な量であることから、迅速な保存処理を行うために、「植物系学芸員メーリングリスト」などを通じ全国の自然史関係機関に協力を依頼したところ、国立科学博物館が、東日本大震災時の被災標本修復を担った岩手県立博物館や西日本自然史系博物館ネットワーク等と連携して全国での分散対処の調整を行って、各機関が協働し水損した標本の修復に取り掛かるものです。

貴重な標本を救え!!全国の自然史系博物館・大学による「令和2年7月豪雨」植物標本レスキュー支援活動について(国立科学博物館,2020/7/28)[PDF:2ページ]
https://www.kahaku.go.jp/procedure/press/pdf/430769.pdf

山陰歴史資料ネットワーク、令和2年7月豪雨をうけ、「島根県西部豪雨水害に際する歴史資料の保存について」を公表

2020年7月15日、山陰歴史資料ネットワーク(山陰史料ネット)が、令和2年7月豪雨による、江の川中下流域での氾濫をうけ、「島根県西部豪雨水害に際する歴史資料の保存について」を公表しています。

被災者に対し、家財を処分する際に、古い記録や民具等が含まれていないか確認のうえ、処分する前に、専門家に相談するよう呼びかけています。また、保存すべき資料の選択や保存方法等について、山陰史料ネットにおいて相談を受け付けるとしています。

@sanin.siryou.net(Facebook,2020/7/15)
https://www.facebook.com/sanin.siryou.net/photos/a.973598616128739/1643806562441271/

鹿児島歴史資料防災ネットワーク、「歴史資料保全のお願い」を掲載

2020年7月11日、鹿児島歴史資料防災ネットワークが、「歴史資料保全のお願い」を掲載し、水害で被害を受けて汚損した資料であっても、破棄せずに保管するよう呼び掛けています。

また、鹿児島歴史資料防災ネットワーク事務局の連絡先や「歴史資料保全情報提供フォーム」へ連絡することを求めています。

歴史資料保全のお願い(鹿児島歴史資料防災ネットワーク, 2020/7/11)
http://kagoshima-shiryounet.seesaa.net/article/476142188.html

参考:
熊本県、令和2年7月豪雨に伴う文化財レスキュー事業を開始
Posted 2020年7月14日
https://current.ndl.go.jp/node/41496

新潟歴史資料救済ネットワーク、令和2年7月豪雨の資料保全活動に対し新潟県立歴史博物館が提供可能な支援物資等のリストを公表

2020年7月10日、新潟歴史資料救済ネットワークが、令和2年7月豪雨の資料保全活動に対し新潟県立歴史博物館が提供可能な支援物資等のリスト(7月9日付)を公表しています。

支援資材の品名・数量のほか、同館で資材輸送が可能であること(公用車にて現地まで輸送) 、梱包・輸送要員として同館職員等を2、3名派遣可能であることや、資料の仮保管場所の提供が可能であることが示されています。

熊本県、令和2年7月豪雨に伴う文化財レスキュー事業を開始

2020年7月14日、熊本県が、令和2年7月豪雨に伴う文化財レスキュー事業を開始したと発表しています。

県文化課が装飾古墳館・鞠智城温故創生館と合同で事業主体となり、熊本県立美術館、熊本県立図書館職員、熊本県博物館ネットワークセンター、熊本被災史料レスキューネットワーク(熊本史料ネット)等の協力を得て実施するとしています。

実施期間は7月13日から3週間程度が予定されており、対象地域は人吉・球磨地域、八代・芦北地域としています。

令和2年7月豪雨に伴う文化財レスキュー事業を開始しました(熊本県,2020/7/14)
https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_34440.html

参考:
特定非営利活動法人映画保存協会、令和2年7月豪雨により水損被害を受けた視聴覚資料の洗浄に関する相談を受け付け
Posted 2020年7月14日
https://current.ndl.go.jp/node/41495

特定非営利活動法人映画保存協会、令和2年7月豪雨により水損被害を受けた視聴覚資料の洗浄に関する相談を受け付け

2020年7月8日、特定非営利活動法人映画保存協会が、同会の災害対策部において、令和2年7月豪雨により水に濡れたり土砂をかぶったりした8mmフィルムやビデオテープ等の視聴覚資料の洗浄に関する相談を受け付けると発表しています。

[災害対策部]2020 九州豪雨の被害について(映画保存協会,2020/7/8)
http://filmpres.org/whatsnew/11630/

参考:
天草市(熊本県)、ウェブサイトに「歴史資料保全のお願い」を掲載し、古い記録・美術工芸品等を捨てないよう呼びかけ
Posted 2020年7月13日
https://current.ndl.go.jp/node/41491

天草市(熊本県)、ウェブサイトに「歴史資料保全のお願い」を掲載し、古い記録・美術工芸品等を捨てないよう呼びかけ

2020年7月10日、熊本県の天草市は、令和2年7月豪雨をうけ、ウェブサイトに「歴史資料保全のお願い」を掲載し、古い記録・美術工芸品等を捨てないよう呼びかけています。

災害復旧ボランティアに対して、被災した建物から古文書や美術工芸品などが出てきた際に、処分する前に所蔵者に確認することや、所蔵者に対して、安易に廃棄・売却などをせず、市文化課または熊本被災史料レスキューネットワークに連絡するように、としています。

歴史資料保全のお願い(天草市,2020/7/10)
https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/kiji0037224/index.html

参考:
歴史資料ネットワーク(史料ネット)、「2020年九州豪雨被災地のみなさま、ボランティアのみなさまへ(歴史資料保全のお願い)」を発表
Posted 2020年7月8日
https://current.ndl.go.jp/node/41451

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