読書

世田谷区(東京)、子どもの読書に関する実態調査報告書を公開

2020年7月29日、東京都の世田谷区立図書館が、「世田谷区子どもの読書に関する実態調査報告書」を公開したことを発表しました。

同調査は、子どもと保護者の読書状況や読書活動を把握することを目的に、5年ごとに実施されています。2019年4月1日時点で5歳児の保護者、小学校3年生・小学校6年生・中学校3年生の児童・生徒およびその保護者のうち、無作為に抽出された各500人を対象に、2019年10月1日から10月15日にかけて行われました。アンケート調査票の配布数は3,500であり、1,232件の回答が寄せられました。

報告書では、アンケート調査票の回答について、子どもと保護者それぞれの読書状況や区立図書館の利用状況、子どもの読書嗜好と保護者の活動、自由記述の内容等がまとめられています。

調査結果は、同館の今後の活動や、2021年度に行われる「第2次世田谷区立図書館ビジョン 第3期行動計画」策定における参考資料とされます。

E2281 - 津高生に本を届けようプロジェクト:学校休業期間の取組

三重県立津高等学校図書館では,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で学校の臨時休業の中,外出を控え自宅で頑張る生徒のために,インターネットによる図書館の蔵書検索/予約サービスと自宅への本の郵送サービスを2020年5月8日から開始した。「津高生に本を届けようプロジェクト」と名付けたこの取組の経緯と結果を報告する。

韓国国立中央図書館(NLK)、過去10年間の夏季休暇期間(7月から9月)における公共図書館の貸出データの分析結果を公表

2020年7月28日、韓国国立中央図書館(NLK)が、過去10年間(2010年から2019年)の夏季休暇期間(7月から9月)における全国1,048館の公共図書館の貸出データ2億4,171万6319件分の分析結果を公表しました。

まず、貸出量は当該期間が最も多く、1月から3月、10月から12月、4月から6月、と続きますが、これは、児童生徒の夏休みや社会人の休暇による読書量の増加によるものとしています。

次に、貸出上位100件を分析した結果、申京淑『母をお願い』が最も多く貸し出され、東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、チョン・ユジョン『七年の夜』と続きます。

文学分野では韓国文学の人気が高く、エッセイや散文などは2010年代後半以降より多く読まれるようになったとしています。海外文学では2010年代初頭には英米文学とフランス文学が主流を占め、2017年・2018年は日本文学の人気が目立つが2019年にやや減少したとしています。

【イベント】フォーラム「読書が与えてくれるもの」(8/16・東京)

2020年8月16日、東京都千代田区のよみうり大手町ホールにおいて、独立行政法人国立青少年教育振興機構主催、公益財団法人文字・活字文化推進機構主管のフォーラム「読書が与えてくれるもの」が開催されます。

同フォーラムは、子供の読書活動推進事業の一環として、作家、脳科学の専門家、読書好きのお笑い芸人が読書について語るものです。

プログラムと登壇者は以下の通りです。

・第一部 講演「読書のすすめ」 浅田次郎氏(作家)

・第二部 シンポジウム「読書で磨かれる力」
パネリスト:角田光代氏(作家)、笑い飯・哲夫氏(お笑い芸人)、川島隆太氏(東北大学加齢医学研究所所長)
コーディネーター:桝太一氏(日本テレビアナウンサー)

定員は先着250名であり、参加費は無料です。参加を希望する場合は、申し込みが必要です。

同フォーラムは新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、できる限りの対策を講じた上開催するとされ、2020年7月15日付のお知らせ「8/16イベントの開催に関する基本方針について」で、体調不良時には参加を控えること、マスクを着用すること等を求めています。

横浜市瀬谷区と横浜FC、読書習慣の定着化と読書の推進を図ることを目的とした「瀬谷区読書スタンプラリー」を実施:Jリーグの社会連携活動の一環

2020年7月17日、横浜市瀬谷区とプロサッカーチーム横浜FCは、連携事業として、読書習慣の定着化と読書の推進を図る目的として「瀬谷区読書スタンプラリー」を実施すると発表しました。

同区在住または在学の小・中学生が対象で、実施期間は7月23日から2021年3月31日までです(スタンプの押印は3月1日まで)。

台紙は区内小学校・中学校経由での配布もしくはダウンロードにとり入手可能で、家にある本や購入した本や図書室や図書館で借りた本(マンガ・雑誌・紙芝居は不可)を1冊読むとスタンプが1つもらえ、11個集めると記念品と交換することができます。

区内の小中学校図書館(学校による)、横浜市瀬谷図書館、区内地区センター等でスタンプを押印することができます。

株式会社メディアドゥ、出版社のオーディオブック制作支援とAmazon傘下Audibleへのオーディオブック提供事業に着手

2020年7月16日、株式会社メディアドゥは、出版社のオーディオブック制作を支援し、Amazon傘下のオーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービスAudibleへ提供することにより、オーディオブック分野へ本格的に取り組むことを発表しました。

同社はオーディオブック分野への取り組みを進める背景として、オーディオブックは米国・欧州・中国で大きく伸長中の分野であり、日本国内でもスマートフォン等の普及などを背景に、本格的な拡大が見込まれる分野であること、新型コロナウイルス感染症を想定した「新しい生活様式」で、新しい読書の楽しみ方としてオーディオブックの定着が予想されることを挙げています。

メディアドゥ、出版社の音源制作を支援し、アマゾン傘下Audibleにオーディオブックを提供(メディアドゥ,2020/7/16)
https://mediado.jp/service/3030/

フランス国立書籍センター、青少年の書籍および読書に関するイベント“Partir En Livre”を開催中

2020年6月22日、フランス・文化省が、同省の外郭団体であるフランス国立書籍センター(CNL)による、青少年の書籍および読書に関するイベント“Partir en Livre”の開催に関する記事を掲載しました。

CNLは、7月1日付のお知らせで、青少年向け書籍の著者の話や読書の楽しさを伝える動画を公開すること、フランス本土および海外県等で多数のイベントが実施されることについて掲載しています。

同イベントの開催期間は、2020年7月8日から7月19日です。6回目の開催となる今回は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、ハッシュタグ“#PartirEnLivre”を付けてFacebookやTwitterをはじめとしたSNSでデジタルコンテンツを共有する形で開催されています。

また、フランス国立図書館(BnF)が運営する電子図書館Gallicaのブログでも、同館のコレクションを用いたゲーム等、同イベントにちなんだ記事が公開されています。

文部科学省及び厚生労働省、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画」を公表

2020年7月14日、文部科学省及び厚生労働省は、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画」を公表しました。

同計画は、2019年6月に施行された視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)の第7条に基づき、関連施策の総合的かつ計画的な推進を図るために、文部科学大臣及び厚生労働大臣が初めて策定したものです。

本計画の公表にあわせ、文部科学省及び厚生労働省が2020年4月14日から5月13日まで実施していた同計画(案)に関するパブリックコメントの結果も公表されています。

「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画」の決定について(文部科学省, 2020/7/14)
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00265.html
※同計画、パブリックコメントの結果がPDF及びテキスト形式で公開されています。

大日本印刷株式会社、文章のレイアウト変換により読みやすさを高める技術「読書アシスト」の実証実験を実施中:変換表示した小説作品を閲覧できるコーナーも開設

2020年7月10日、大日本印刷株式会社(DNP)は、日本ユニシス株式会社と共同で、目線の動きを誘導するようなレイアウトに変換することで文章の読みやすさを高める技術「読書アシスト」の実証実験を行うことを発表しました。

「読書アシスト」を適用したレイアウトにより、一般的には400~600字程度である1分間に読める文字数を、特別な速読の訓練を経ずとも最大で1,000文字程度まで向上させることができるとしています。

今回の実証実験は2020年7月10日から9月30日にかけて行われ、その間、「読書アシスト」を体験できる専用ウェブサイトと、レイアウト表示に必要なプラグインソフトウェアが無償利用可能となっています。専用ウェブサイト上には、変換表示した小説作品を閲覧できるコーナーも開設されています。

発表によれば、実証実験を通じ読みやすさに関する利用者の声を集め、今後の商品化や機能拡張に活用するとしています。

岸和田市立山直図書館(大阪府)、「山手」「農業」「まちづくり」をキーワードに活躍する地域住民が本を1冊紹介する「本棚リレー」を開始

2020年7月9日、大阪府の岸和田市立山直図書館が、同館内に「山手」「農業」「まちづくり」をキーワードに設置した地域情報コーナーにちなみ、同キーワードで活躍する地域住民が本を1冊紹介する「本棚リレー」を開始しました。

「山直図書館本棚リレー」始まります!第1回目はJAいずみ代表理事組合長の谷口敏信さんです(岸和田市立図書館,2020/7/9)
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/toshokan/rire-yamadai1.html

参考:
くまもと森都心プラザ図書館、地元の高校生が大人に薦める本を紹介する「大人たちこそこれを読め!」展を開催中
Posted 2019年8月26日
https://current.ndl.go.jp/node/38864

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