米国議会図書館(LC)は、親子での読書を推進する「Read It Loud! 基金」とパートナーシップを結び、2014年までに、日常的に子どもに本を読んであげる保護者の数を500万人に増やすことを目標とするプログラムに取り組むことを発表しました。このプログラムは、全米のショッピングモール、ウェブサイト、各地の図書館で広報され、また、広報にあたっては、「おさるのジョージ(Curious George)」など子どもに人気のある絵本のキャラクターも一役買う予定になっています。
スコットランド政府の委託を受けてScotland School’s Omnibusが実施した、若者の文化活動、スポーツへの参加の程度に関する調査によると、スコットランドの若者の67%は、本の貸し借りのために図書館を訪れることが分かりました。この数値は、インターネットを使うため(37%)、マルチメディア資料を借りるため(10%)という理由に比べ、有意に高いものとなっているそうです。スコットランド図書館・情報協議会(Scottish Library and Information Council;SLIC)の会長は、「今回の調査結果は、若者の読む楽しみをサポートする、読む習慣を育むという公共図書館の価値を改めて肯定するものである」との見解を示しています。
2001年から毎年、ローラ・ブッシュ大統領夫人の主催、米国議会図書館(LC)の運営で行われている全米ブックフェスティバル(National Book Festival)のウェブサイトが、LCのウェブサイト内に立ち上がっています。2008年は9月27日に行われます。ちなみにゲストは、ローラ夫人と、娘のジェンナ(Jenna Bush)氏です。二人は読書を推奨する絵本“Read All About It!”を共著で刊行しています。