視覚障害者

奈良市立図書館及び八王子市立図書館(東京都)、オーディオブック配信サービスを開始:通勤・通学時の読書機会の拡大や読書バリアフリー法への対応

奈良市立図書館及び東京都の八王子市立図書館が、オーディオブック配信サービスを開始しています。

京セラコミュニケーションシステム株式会社の公共図書館システム「ELCIELO」と株式会社オトバンクの「audiobook.jp」を連携させて実現したサービスで、奈良市立図書館では2020年5月1日から、八王子市立図書館では2020年6月1日からサービスを開始しています。

京セラコミュニケーションシステム株式会社や奈良市立図書館のプレスリリースによると、両市では、視覚障がい者向けサービスや通勤・通学時の読書機会の拡大、読書バリアフリー法への対応として同サービスを導入したとのことです。

大阪府立中央図書館、遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読を実施すると発表

2020年5月23日、大阪府立中央図書館が、遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読を実施すると発表しました。

大阪府立中央図書館 お知らせ
https://www.library.pref.osaka.jp/site/central/
※「遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読を実施します。 (2020年5月23日更新)」とあります。

大阪府立図書館 障がい者サービスのページ
https://www.library.pref.osaka.jp/central/taimen/index.html
※お知らせ欄に「遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読サービスを実施します」とあります。 

オーテピア高知声と点字の図書館、プリントディスアビリティのある人のための「新型コロナウイルスに関するパンフレット(マルチメディアデイジー版)」を製作・公開

2020年5月12日、オーテピア高知声と点字の図書館は、書籍・新聞等の活字情報へのアクセスが困難な人々へ新型コロナウイルス感染症に関する正しい知識と情報を提供するために、「新型コロナウイルスに関するパンフレット(マルチメディアデイジー版)」を製作したことを発表しました。

高知みらい科学館の制作したパンフレット「科学館が 科学の視点で わかりやすく伝える 新型コロナウイルス」を原本として、マルチメディアデイジー版のパンフレットは製作されました。高知みらい科学館制作のパンフレットの内容に加えて、付録として「ご存じですか?バリアフリー図書」、「又吾とえんこう」の2点の付録が収録されています。

マルチメディア版パンフレットのパソコン閲覧用データは、オーテピア高知声と点字の図書館のウェブサイトからダウンロードすることができます。またApple社のApp StoreやGoogle Playからダウンロードして、スマートフォン・タブレットで閲覧することもできます。

日本図書館協会(JLA)、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」のパブリックコメントに意見を提出

2020年5月13日、日本図書館協会(JLA)は、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」のパブリックコメントに意見を提出したと発表しています(5月12日付)。

読書バリアフリー法に基づく基本的な計画の策定を評価するとともに、学校図書館の整備が遅れている特別支援学校の支援体制への配慮、肢体不自由や寝たきり状態などの理由で図書館への来館が困難な視覚障害者等のために無料で配送ができる制度の工夫などを提案しています。

「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」への意見提出について(JLA, 2020/5/13)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx?itemid=5305

文部科学省、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」に関するパブリックコメントを実施中

文部科学省が、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」へのパブリックコメントを、2020年4月14日から5月13日まで実施しています。

「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」は、2019年6月に成立した「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)」に基づき、関係省庁等と関係者が構成する「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に係る関係者協議会」によってとりまとめられたものです。

視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(案)」に関するパブリック・コメント(意見公募手続)の実施について(文部科学省,2020/4/14)
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00190.html

米国議会図書館(LC)と独立系出版社Sourcebooks社の共同による犯罪小説の希少本・絶版本復刊シリーズ“Library of Congress Crime Classics”の第1弾が印刷版・点字版で同時刊行

2020年4月7日、米国議会図書館(LC)は、新たに立ち上げられた“Library of Congress Crime Classics”シリーズの第1弾として、グリーン(Anna Katharine Green)の作による“That Affair Next Door”の印刷版と点字版が同時刊行されることを発表しました。

“Library of Congress Crime Classics”は2019年9月に、LCと独立系出版社Sourcebooks社のミステリー小説に関するブランドであるPoisoned Pen Pressの共同で立ち上げることが発表されたシリーズです。1860年代から1960年代に出版され、LCの所蔵する希少本・絶版本となった犯罪小説の古典について、復刊に取り組んでいます。第1弾の“That Affair Next Door”刊行にあたっては、LCの障害者サービス部門「視覚障害者及びプリントディスアビリティのある人々のための全国図書館サービス(National Library Service for the Blind and Print Disabled:NLS)」が密接に協力し、印刷版と点字版が同時刊行された、としています。

DAISYコンソーシアム、Microsoft Word形式の文書をEPUBファイルに変換するツール“WordToEPUB”を公開

2020年3月14日、DAISYコンソーシアムはTwitterアカウント上で、Microsoft Word形式の文書から容易にEPUBファイルを作成できる無料のツール“WordToEPUB”を公開したことを発表しました。

“WordToEPUB”はMicrosoft社の支援により、DAISYコンソーシアムが開発したツールです。Windowsのエクスプローラ上でWordファイルを右クリックして実行する、ツールバーのリボンにあるアドインからWordファイル編集中に直接実行する、などの操作によりWord形式の文書を最新のEPUB 3形式のファイルへ変換することができます。

“WordToEPUB”は、英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・オランダ語に対応したインターフェースが用意されており、DAISYコンソーシアムのウェブサイトから無料でダウンロードすることができます。

@accessibledaisy(Twitter,2020/3/14)
https://twitter.com/accessibledaisy/status/1238508258425335809

韓国・国立障害者図書館、同館ウェブサイトでの数式及び数学記号の音声変換規則の提供を開始

韓国国立中央図書館(NLK)は、所管する国立障害者図書館が、2020年1月6日から数式及び数学記号の音声変換規則の提供を開始したと発表しています。

韓国の通信社NEWSISの報道によると、数学関連の視覚障害者等用資料の作成にあたり、これまで数式を読むための規則が存在せず、作成者が任意に表現していたことによる学習の困難さが問題になっていたことから、その標準化を目指して制定されたものです。

小学校から高校1年生までの数学教育課程の内容や教科書に基づいて数式の音声変換規則を定めており、MathSpeakの規格も取り入れているとのことです。今後、大学の数学の内容まで範囲を拡大する予定としています。

@national.library.of.korea(Facebook, 2020/1/5)
https://www.facebook.com/national.library.of.korea/posts/2589821841135064

米国議会図書館(LC)、基金からの寄付を得て点字楽譜のデジタル化を実施

2019年12月18日、米国議会図書館(LC)は、視覚障害や読むことに障害がある人々へのサービス拡大を目的としたTiby Diskin記念基金からの寄付を受け、同寄付による最初の事業として、LC所蔵の点字楽譜と教材のデジタル化を行なうと発表しました。

対象となる資料は貴重で破損の恐れがあり、19世紀に遡るものもあります。

LCの障害者サービス部門NLS(National Library Service for the Blind and Print Disabled)では、同基金からの寄付を利用して、3Dレーザー技術を用いた点字デジタル化ツールを開発するとしています。

New Endowment to Support National Library Service for the Blind and Print Disabled (LC, 2019/12/18)
https://www.loc.gov/item/prn-19-120/

兵庫県点字図書館、オーディオブックを聴くための専用の聴読室を設置:大学との協力により専門書オーディオブックの作成も推進

2019年11月29日、兵庫県は、兵庫県点字図書館で整備を進めていたオーディオブックを聴くための専用の聴読室が完成したことを発表しました。

兵庫県点字図書館では、視覚障害者等の多様な学習ニーズに応えるため、法律や経済分野などの専門書のオーディオブックの充実を進めており、今回完成した「個室で集中して専門書オーディオブックで学べる聴読室」は全国的にも珍しいとしています。

また、地域創生に係る包括連携協力協定に基づき、神戸大学及び関西学院大学の学生(視覚障害者を含む)と専門書オーディオブック作成に関する連携協力を行うことも発表しています。今後、法律や数式等の専門知識と校正等の作業に関し、大学の協力を得ることにより、専門書オーディオブック作成を加速するとしています。

点字図書館に「聴く読書室(聴読室)」が新たに完成しました これを機にオーディオブック(録音図書)の作成を大学と連携協力して加速します(兵庫県, 2019/11/29)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/press/20191129_4300.html

ページ