視聴覚資料

American Archive of Public Broadcasting、1981年から2004年までに放映されたラジオプログラム“In Black America”の745エピソードをオンライン公開

米国議会図書館(LC)とボストンの公共放送局であるWGBHが共同で運営する、米国の公共放送の歴史的コレクションを提供するデータベース“American Archive of Public Broadcasting(AAPB)”が、2020年1月2日付けのブログ記事において、1981年から2004年までに放送された米国のラジオプログラム“In Black America”の745エピソードをオンライン公開したことを発表しました。

“In Black America”はテキサス大学オースティン校の運営するラジオ放送局“KUT”が制作するラジオプログラムです。1970年の開始から毎週放送され、黒人社会において影響力のある人物への数百以上のインタビューが行い、アフリカ系アメリカ人の教育・ライフスタイル・経済・社会問題・家族・文化・文学・政治などの話題を扱っています。

オンライン公開された1981年から2004年までの745エピソードは、2019年に米・図書館情報資源振興財団(CLIR)の助成によりデジタル保存されたものです。黒人コメディアンで公民権活動家のディック・グレゴリー、1981年から2000年までアフリカ系アメリカ人女性向け雑誌“Essence”の編集長を務めたスーザン・L・テイラー等へのインタビューが含まれていることが紹介されています。

埼玉県立熊谷図書館、歴音&CD鑑賞会「歴音で聞く名人落語」を実施

2020年1月31日、埼玉県立熊谷図書館が、歴音&CD鑑賞会「歴音で聞く名人落語」を実施します。

大正・昭和に活躍した名人達の落語を、国立国会図書館(NDL)の歴史的音源と同館所蔵のCDを組み合わせて鑑賞するイベントです。

鑑賞プログラムは以下の通りです。

・「寿限無」(国立国会図書館歴史的音源より),口演:立花家花橘(2代目), 時間:約13分
・「うどんや」(国立国会図書館歴史的音源より),口演:柳家小さん(3代目), 時間:約9分
・「時そば」(同館所蔵CDより),口演:春風亭柳橋(6代目), 時間:約19分
・「居酒屋」(国立国会図書館歴史的音源より),口演:三遊亭金馬(3代目), 時間:約13分
・「芝浜」(同館所蔵CDより),口演:古今亭志ん生(5代目) ,時間:約25分

定員は50人です(先着順)。

スイス視聴覚遺産保存協会Memoriav、フィルムとビデオのデジタルアーカイビングに関するガイドのバージョン1.2を公開

2019年11月7日、スイス視聴覚遺産保存協会Memoriavは、フィルムとビデオのデジタルアーカイビングに関するガイド“Memoriav Recommendations Digital Archiving of Film and Video:Principles and Guidance”のバージョン1.2を公開しました。

フィルムとビデオのデジタル化やデジタルアーカイビングに携わるアーキビスト、キュレーターを対象としたガイドであり、主な内容構成は次のとおりとなっています。

第1章:本文書の目的(Purpose of this document)
第2章:イントロダクション(Introduction)
第3章:用語:説明、定義、事例(Terms : explanations, definitions and examples)
第4章:計画と実施(Planning and practical implementation)
第5章:推奨事項(Recommendations)
第6章:付録(appendix)

米国図書館協会(ALA)、図書館のコアサービス提供機能を制限するデジタル市場の商慣行是正を求めたレポートを米国下院に提出

2019年10月23日、米国図書館協会(ALA)は、図書館のコアサービス提供機能を制限するデジタル市場の商慣行の是正を求めたレポートを米国下院に提出したことを発表しました。レポートは、Macmillan社が2019年11月1日から実施する図書館向け電子書籍の新しい提供モデルへのALAの抗議キャンペーン“#eBooksForAll”に続く形で公開されました。

ALAは、米国の下院司法委員会の下に設置された独占禁止法・商法および行政法に関する小委員会によるデジタル市場における競争の状況に関する情報提供の求めに応じたレポートとして、2019年10月15日付で“Competition in Digital Markets”を作成しました。ALAはレポートを通して、デジタル市場におけるAmazon社・Macmillan社等の企業の商慣行が、米国民の何をどのように選んで読書を行うかに関する権利を脅かし、合衆国憲法修正第1条で定められた基本的な自由を損なっていることを強調し、こうした反競争的な商慣行是正を議員らに訴えています。

国立国語研究所、研究資料室収蔵資料の保存箱目録と音声・映像ファイル目録を公開

2019年10月8日、国立国語研究所は、同研究所研究情報発信センター研究資料室収蔵資料の保存箱目録と音声・映像ファイル目録を公開したことを発表しました。

国立国語研究所が調査研究により収集・作成し、同研究所の研究情報発信センター研究資料室へ収蔵された保存箱と音声・映像ファイルの概要が公開されています。

2019年度のニュース一覧(国立国語研究所)
https://www.ninjal.ac.jp/newsyears/2019/
※2019年10月8日付けのニュースに「研究資料室収蔵資料の保存箱目録と音声・映像ファイル目録を公開しました。」とあります。

保存箱目録(国立国語研究所)
https://rmr.ninjal.ac.jp/boxes/

【イベント】熊本大学教育学部音楽学講座主催国際シンポジウム「近代の音と声のアーカイブズ」(9/17・熊本)

2019年9月17日、熊本大学において、熊本大学教育学部音楽学講座主催、ドイツ・ボン大学人文学部日本・韓国学専攻の共催の国際シンポジウム「近代の音と声のアーカイブズ」が開催されます。

世界各地で始まりつつある様々なメディアの保存と公開の現状について、ドイツ・ボン大学日本映画講釈SPレコードコレクションのデジタル化・公開プロジェクト事例を中心とした基調講演のほか、パネル報告を実施し、多彩な熊本の記録の保存のあり方とその将来を検討することを目的としています。

参加費は無料で、定員は先着170人です(予約可)。

内容は以下の通りです。

・挨拶
古島幹雄氏(熊本大学 理事・副学長)
佐藤祐治氏(元熊本県芦北振興局長・元熊本県県政文書課長)

・パネル報告
趣旨説明 湯川史郎氏・山田高誌氏  

韓国・国立世宗図書館、映画のシナリオと著作権保護期間が満了した古典映画が閲覧可能な「韓国映画マルチメディアサービス」の館内提供を開始

2019年8月28日、韓国・国立世宗図書館が、9月2日から「韓国映画マルチメディアサービス」を開始すると発表しました。

これまでは韓国映像資料院のみで利用できたサービスですが、同館と同院が協定を締結し、同院が所蔵する著作権保護期間が満了した古典映画170点と、2014年以前に制作された韓国映画のシナリオ約1万5千冊を無料で閲覧することを可能としたものです。同協定には、済州漢拏図書館・春川市立青少年図書館・全州映画製作所も参加しています。

利用には同館の貸出会員登録が必要で、また、同館2階のメディア閲覧席の専用席を予約する必要があります。

国立世宗図書館は、今後も人文・文化芸術のハブ化のために関連サービスの拡充を、韓国映像資料院は、同サービスが利用可の言うな図書館の拡大やコンテンツの多様化を予定しています。

東洋文庫、中国地方劇DVDデータベースを公開

2019年8月27日、公益財団法人東洋文庫は、中国地方劇DVDデータベースの公開を発表しました。

同文庫の田仲一成研究員が1978年から2010年までに香港、広東省潮州、同省海豊県、台湾等で受贈あるいは購入した中国地方劇のDVD情報を収録したデータベースであり、収録している戯曲は合計130曲、DVDの総枚数は約300枚に及ぶとあります。

データベースでは各資料の概要情報を検索・閲覧できるほか、ユーザー登録を行なえばサンプル動画の視聴も可能です。なお、資料を利用して著作物を作成あるいは公表した場合には、名称(雑誌の場合は、雑誌名、巻号)、発行元、発行年月などを同文庫に通知するよう求めています。

【リサーチ】東アジア資料研究班 中国地方劇DVDを公開いたしました(東洋文庫, 2019/8/27)
http://www.toyo-bunko.or.jp/oshirase/oshirase_showeach_db.php?tgid=92

【イベント】日本ミュージアム・マネジメント学会 2019年度第1回コレクション ・マネージメント研究部会「特撮映像関連コレクション保存・公開・展示の未来」(12/1・東京)

2019年12月1日、東京都港区のノムラスタジオ(乃村工藝社本社ビル地下1階)において、日本ミュージアム・マネジメント学会(JMMA) 2019年度第1回コレクション ・マネージメント研究部会「特撮映像関連コレクション保存・公開・展示の未来」が開催されます。

同部会では、2017年度に特撮映像アーカイブの保存について、2018年度にはフィルムのデジタルアーカイブ化をテーマに研究会を開催しており、2019年度は、特撮映像関連コレクションを主題とし、その保存・公開・展示の未来について考えることを目的に開催されます。

内容は以下の通りで、参加費は500円で、事前の申込が必要です。

・フィルム映像のデジタルリマスター化の現状と課題
  講師:清水俊文氏(株式会社東京現像所 営業本部 部長)

・特撮映像作品の造形物修復・保存・公開の現状と課題
  講師:原口智生氏(アニメ特撮アーカイブ機構発起人 特撮ミニチュアプロップ修復師)

・トークセッション
 パネリスト:清水俊文氏、原口智生氏
 モデレーター:小澤智之氏(株式会社一蔵 ウエディング事業本部ネオス・ミラベル映像室 ビデオグラファー)

特定非営利活動法人映画保存協会、ウェブページ「磁気テープの適切な取扱いと保存方法」を公開

2019年8月24日、特定非営利活動法人映画保存協会は、ウェブページ「磁気テープの適切な取扱いと保存方法」の公開を発表しました。

主にカセットテープやVHS等のビデオテープを対象として、歴史や特長等の紹介とともに、適切な取り扱い及び保存の方法について解説しています。

「磁気テープの適切な取扱いと保存方法」を公開(特定非営利活動法人映画保存協会, 2019/8/24)
http://filmpres.org/whatsnew/10963/

磁気テープの適切な取扱いと保存方法(特定非営利活動法人映画保存協会)
http://filmpres.org/preservation/library02/

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