著作権

文化審議会著作権分科会基本政策小委員会(第7回)の配布資料が公開:「簡素で一元的な権利処理方策」に関する中間まとめの素案等

2021年11月15日に開催された、第7回文化審議会著作権分科会基本政策小委員会の配布資料が、文化庁のウェブサイトで公開されています。

同小委員会におけるこれまでの審議を踏まえ、「簡素で一元的な権利処理方策と対価還元」と「DX時代に対応した著作権制度・政策の普及啓発・教育」についての方向性をまとめた、「簡素で一元的な権利処理方策について(中間まとめ)(素案)」が含まれています。

文化審議会著作権分科会基本政策小委員会(第7回)(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/kihonseisaku/r03_07/

E2443 - ミュージアムにとってのジャパンサーチ<報告>

   2021年9月24日,国立国会図書館(NDL)の主催により「ジャパンサーチイベント~ミュージアムにとってのジャパンサーチ」がオンラインで開催された。6月に開催された「ジャパンサーチ連携説明会~地域アーカイブをつくる・つなぐ・つかう~」に続いて,とりわけミュージアムの連携促進を図るイベントである。筆者も本イベントに参加したので、当日の内容を報告する。なお,当日の資料と動画がイベントページに掲載されている。

【イベント】没年調査ソン オンライン&リモートvol.2(11/6・オンライン)

2021年11月6日、京都府立図書館の自主学習グループ「ししょまろはん」の主催で、「没年調査ソン オンライン&リモートvol.2」が、Zoomを用いて開催されます。

「図書館にゆかりのある著作者」の没年を調査するイベントであり、自宅等からのソロ参加、図書館・勤務先等からのグループ参加の二通りの参加方法が想定されています。

当日の内容(予定)は、没年調査や進め方の説明等を行うイントロダクション、没年調査、成果発表です。

参加を希望する場合は、事前の申し込みが必要です。

没年調査ソン オンライン&リモートvol.2 開催のお知らせ(ししょまろはんラボ, 2021/10/22)
http://libmaro.kyoto.jp/?p=752

参考:
【イベント】没年調査ソン オンライン&リモートvol.1(11/22・オンライン)
Posted 2020年11月9日
https://current.ndl.go.jp/node/42462

文化審議会著作権分科会基本政策小委員会、「簡素で一元的な権利処理」の在り方に関する意見募集の結果を公開

2021年10月27日の第6回文化審議会著作権分科会基本政策小委員会の配布資料として、「簡素で一元的な権利処理」の在り方に関する意見募集の結果が掲載されています。

同意見募集は9月22日から10月14日まで実施されたもので、98件(団体37件、個人61件)の意見が寄せられました。提出された意見が、「1.目指すべき方向性と留意すべき点」「2.想定される場面」「3.具体的な方策」それぞれについて分類・整理された上で記載されています。

同じページに「「簡素で一元的な権利処理」の在り方に関する論点整理」や、これまでの審議やヒアリング、意見募集を踏まえた「いわゆる「拡大集中許諾制度」を基にした簡素で一元的な権利処理方策に関する検討」等も掲載されています。

文化審議会著作権分科会基本政策小委員会(第6回)(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/kihonseisaku/r03_06/

E2439 - オンラインの閲覧室・ティーチングスペースの構築(英国)

   2021年7月,英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が,オンラインの閲覧室(Virtual Reading Room:VRR)やティーチングスペース(Virtual Teaching Space:VTS)を構築する取組についての調査レポートの公開を発表した。本稿では,当調査レポートの内容を概説する。

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、学協会著作権ポリシーデータベース(SCPJ)のデータメンテナンス結果をまとめた報告書を公開

2021年10月22日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、学協会著作権ポリシーデータベース(SCPJ)のデータメンテナンス結果をまとめた報告書「SCPJデータメンテナンス結果報告」の公開を発表しました。

SCPJは、日本国内の学協会の機関リポジトリに対する論文掲載許諾状況を提供するデータベースです。2020 年 3 月に、JPCOAR が筑波大学から運用を引き継いでいます。

同報告書では、データメンテナンス作業の実施目的として、長く大規模な更新が行われず実態に即した情報になっていなかったデータを更新し、オープンアクセス(OA) 推進に寄与することを挙げています。作業対象は、SCPJ に登録されている 2,635 か所の学協会のうち、更新日が古いものから 2,034か所(ジャーナル単位では登録されている 3,212 件のうち、2,516 件)です。なお、作業期間は2020年12月から2021年2月となっています。

同報告書では、作業の結果や懸念事項、評価、課題についてまとめています。そのうち評価に関しては、今回の調査に回答があったジャーナルのうち約半数でポリシーの変更があることが判明したことや、新規に追加されたジャーナルがあること等を挙げ、情報を最新化できた点は有意義であったと述べています。

国際日本文化研究センターと一般社団法人ナレッジキャピタル、情報・資料・史料の扱いに着目した小中学生向けオンライン講座「〈SpringX超学校〉「おもしろ日本を解き明かそう!」」を開催

2021年11月3日・14日・28日の日程で、国際日本文化研究センター(日文研)が、一般社団法人ナレッジキャピタルとの共催で小中学生向けの講座「〈SpringX超学校〉「おもしろ日本を解き明かそう!」」をオンラインで開催します。日文研所属の4人の教員により、古代・近代・現代の情報・資料・史料を読み解きながら、国際的・学際的な日本文化研究の魅力の解説が行われます。

参加費は無料であり、事前の申し込みは不要です。

内容は以下の通りです。

・第1回 2021年11月3日 『情報って何か知ってる?』
「情報を読むための手がかりを知ろう!」(関野樹氏)
「情報の使い手になるための著作権について学ぼう!」(山田奨治氏)

・第2回 2021年11月14日 『「日本人」とは何か』(倉本一宏氏)

・第3回 2021年11月28日 『近代オリンピックの「史料」を解き明かそう!』(牛村圭氏)

著作権侵害に係る少額賠償請求から事前オプトアウトするための手続に関する規則制定案に図書館関係団体が懸念を表明(米国)

米国著作権局が2021年9月2日に告示した規則制定案“Small Claims Procedures for Library and Archives Opt-Outs and Class Actions”に対し、米国図書館協会(ALA)、北米研究図書館協会(ARL)、大学・研究図書館協会(ACRL)から構成される“Library Copyright Alliance”(LCA)が、2021年9月30日付けでコメントを発表しています。

この規則制定案は、米国で2020年12月に制定された“Copyright Alternative in Small-Claims Enforcement Act”(CASE Act)に関するものです。CASE Actでは、米国著作権局内に“Copyright Claims Board”(CCB)とよばれる機関を設置し、著作権侵害における少額賠償請求を扱うことを可能としています。

Googleブックスプロジェクトの歴史と学術界への影響(文献紹介)

2021年9月21日付で、米・プリンストン大学出版局から単行書“Along Came Google: A History of Library Digitization”が出版されています。著者は、米国の非営利団体Ithakaの調査部門Ithaka S+Rに所属するDeanna Marcum氏とRoger C. Schonfeld氏です。

同書の概要(Overview)によれば、Googleブックスプロジェクトの歴史と、同プロジェクトが学術界に与えた影響に光を当て、知識のデジタル利用の可能性拡大のため、想像力を働かせ共に考え続けるにはどうすればよいかを論じています。図書館員や技術者、大学の指導者、ハイテク企業幹部、大手出版社社長などGoogleの計画を受け入れた側・抵抗した側双方へのインタビュー、Googleブックスプロジェクト実現の経緯、図書館員や学者がGoogleへの法的対応をどう組織したか、といった内容が扱われています。

学術情報流通に関連した多様な話題を提供する学術出版協会(Society for Scholarly Publishing:SSP)運営のブログ“The Scholarly Kitchen”には、2021年10月11日付けでNISO(米国情報標準化機構)のJill O'Neill氏による本書の書評も掲載されています。

米国議会図書館(LC)、1790年から1870年にかけて著作権申請時に提出された標題紙のテキスト化プロジェクトを開始

2021年10月7日、米国著作権局が、1790年から1870年にかけて著作権申請時に提出された標題紙9万5,000ページ以上のテキスト化プロジェクト“American Creativity: Early Copyright Title Pages”の開始を発表しました。

米国議会図書館(LC)のクラウドソーシングプログラム“By the People”と、貴重書・特別コレクション部によるプロジェクトです。1870年の著作権改正時にLCに移管された資料であり、書籍、楽譜、地図、特許図面等が含まれ、英語資料が多いもののドイツ語やフランス語等の資料もあると述べられています。

New Crowdsourcing Campaign Focuses on Early Copyright Records(U.S. Copyright Office, 2021/10/7)
https://www.copyright.gov/newsnet/2021/924.html

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