総合目録

E2397 - 佛教大学図書館におけるAlma導入の目的と現況

 佛教大学図書館は,2020年6月にAlmaの運用を開始した。Almaは図書館サービスプラットフォーム(CA1861参照)のひとつであり,従来の図書館システムにリンクリゾルバや電子リソース管理システムなどの周辺部のシステムを包括したシステムである。クラウド上で提供されることも大きな特徴である。当館でのAlma導入について,2021年1月10日に行われた大学図書館問題研究会(現・大学図書館研究会)関西3地域グループの合同例会では,導入の意図や,さまざまな課題等について,筆者が運用初期段階での報告を行った。本稿においては,これを踏まえたうえで,当初抱いていたAlma導入の目的と,その現況に的を絞りつつ述べるものとしたい。

国立情報学研究所(NII)、目録所在情報サービス(NACSIS-CAT/ILL)の再構築開始を発表

2021年6月17日、国立情報学研究所(NII)が、目録所在情報サービス(NACSIS-CAT/ILL)の再構築開始を発表しています。

再構築は、「これからの学術情報システムの在り方について(2019)」を踏まえて行われるもので、大学図書館のシステムと連携し、デジタル化された学術資料(電子ジャーナル、電子ブック等)への対応を含む新たな図書館システム・ネットワーク構築の一環として実施されます。

2022年からの稼働開始が目指されてる電子リソース管理サービスでは、国内外の出版社・学会等から大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)に提出された電子リソース製品の利用条件やタイトルリスト等、共通性の高いデータを蓄積し、公開許諾が得られたデータについて利用可能にするとしています。システムには、電子リソースの管理プラットフォームとして世界で多数導入されているEx LibrisのAlmaが採用されます。

駒澤大学、『禅籍目録 電子版』を公開:同大学図書館刊行『新纂禅籍目録』を電子データ化

2021年6月4日、駒澤大学が『禅籍目録 電子版』を公開しました。2019年から試行運用されていました。

同大学図書館刊行の『新纂禅籍目録』が電子データ化したものですが、今回、さらに「敦煌禅宗文献目録」および「禅籍抄物」に関するデータベースの一部も追加されています。

また、「禅籍抄物」については準備が整い次第、順次追加公開される旨案内されています。

『禅籍目録 電子版』公開のお知らせ(駒澤大学, 2021/6/4)
https://zen-branding.komazawa-u.ac.jp/news/1519/

禅籍目録 電子版(駒澤大学)
https://zenseki.komazawa-u.ac.jp/

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、全国総合目録の維持に係る指針を策定

2021年3月19日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダの全国総合目録(NUC)の管理における役割と責任を明確にした“Policy on Maintaining the Canadian National Union Catalogue”を策定したと発表しています。

同ポリシーでは、全国総合目録のプラットフォームVoilàの管理をLACが主導すると明記されています。

Policy on Maintaining the Canadian National Union Catalogue(LAC,2021/3/19)
https://www.bac-lac.gc.ca/eng/news/Pages/2021/Policy-Maintaining-Canadian-National-Union-Catalogue.aspx

国立国会図書館、「全国新聞総合目録データベース」の提供終了を発表:データは「リサーチ・ナビ」上で公開予定

2021年3月10日、国立国会図書館(NDL)は、これまでNDLサーチを通じて提供していた「全国新聞総合目録データベース」の提供を終了することを発表しました。終了時期は、2021年度第1四半期以降を予定しています。

終了後は、3月31日時点の同データベースのデータを「リサーチ・ナビ」上で公開する予定です。

ニュースの新着情報(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/news_index.html
※2021年3月10日付で「全国新聞総合目録データベースの提供を終了します」と掲載されています。

2021年3月10日 全国新聞総合目録データベースの提供を終了します(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2020/210310_02.html

奈良文化財研究所、『全国遺跡地図総目録』を学術情報リポジトリで公開

2021年2月16日、奈良文化財研究所が、『全国遺跡地図総目録』(2021年1月)を学術情報リポジトリで公開したと発表しています。

刊行物としての遺跡地図の目録作成を目的としたもので、奈良文化財研究の埋蔵文化財関連の蔵書データをもとに、国立国会図書館サーチ・CiNiiBooks・全国遺跡報告総覧(PDF有)等からデータを収集しまとめたものです。

データ収集対象は、図書館に所蔵されているものであり、刊行物として遺跡地図が作成されていても、図書館に所蔵されていないものは原則対象外であるとしています。

全国遺跡地図総目録(なぶけんブログ,2021/2/16)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2021/02/BC0514525X.html

全国遺跡地図総目録
http://hdl.handle.net/11177/8304

京都外国語大学付属図書館、京都府立図書館が管理・運営する「京都府図書館総合目録ネットワーク」に参加:同ネットワークを通じた府内の公共図書館・読書施設、参加大学図書館との相互貸借が可能に

2020年12月1日、京都外国語大学付属図書館が、京都府立図書館が管理・運営する「京都府図書館総合目録ネットワーク(K-Libnet)」に参加したと発表しています。同ネットワークに参加する大学図書館としては12館目です。

これにより、同大学の教職員および学生は、京都府内の公共図書館・読書施設およびK-Libnetに参加している大学図書館の蔵書を取り寄せて利用することができるようになります。また、京都府立図書館および府内の公共図書館・読書施設の利用登録者も、同大学図書館の所蔵資料(一部を除く)を取り寄せて利用することができます。

12月から試行され、2021年から本格サービスに移行される予定です。

K-Libnet(京都府図書館総合目録ネットワーク)への参加と試行サービス開始について(京都外国語大学付属図書館,2020/12/1)
http://www.kufs.ac.jp/toshokan/klibnet.html

株式会社カーリル、蔵書検索システム「こうとけんさく」の運用を開始:埼玉県高等学校図書館研究会との連携の成果

2020年10月22日、株式会社カーリルが、蔵書検索システム「こうとけんさく」の正式運用を開始したことを発表しました。

同システムは、埼玉県内の高等学校や特別支援学校の教職員や学校司書で構成される「埼玉県高等学校図書館研究会」と同社の連携により開発されました。インターネットで同県内の高等学校141校の学校図書館蔵書310万冊以上(発表時点)を横断的に検索できます。

発表の中では、同システムは公開されませんが、サービスの運用で得られた知見や効率的な運用方法等については公開していくとされています。また、同社が提供する横断検索API“Unitrad API”と、「COVID-19 : 学校図書館支援プログラム」でも活用されている簡易的な蔵書検索技術を組み合わせて構築されていること等が紹介されています。

「こうとけんさく」の運用を開始しました(カーリルのブログ, 2020/10/22)
https://blog.calil.jp/2020/10/kouto.html

英国の図書館・文書館所蔵の音楽資料を検索できる“RISM UK Catalogue”が公開

2020年10月16日、英国図書館(BL)は、RISM(UK) TRUSTが“RISM UK Catalogue”を公開したと発表しています。RISM(UK) TRUSTは、英国の図書館・文書館所蔵の手稿譜や印刷版の音楽資料を把握するために1984年に設立された組織です。

世界の図書館・文書館に所蔵される1850年以前の音楽資料の所在目録RISMのサブセットとして、英国の図書館・文書館で所蔵されている1600年から1800年にかけての印刷物や手稿の音楽資料や、世界中の図書館で所蔵されている冊子体のコンコーダンスのデータが含まれています。

これら検索対象データは、RISM(UK) TRUSTが、2001年から2007年にかけて、BLおよびロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校と共同で実施した“UK Music Manuscripts (1600-1800) ”プロジェクトにおける、既存のカード目録等からのデータ入力や、それまで調査されていなかった作者不明の作品の目録化作業によるものです。

フランス国立図書館(BnF)、手稿資料の総合目録更新用ツール“TapIR”の利用状況等に関する調査の結果を公開

2020年10月5日、フランス国立図書館(BnF)が中心となって運営しているプロジェクトであるフランス総合目録(CCFr)により、手稿資料の総合目録(Catalogue général des manuscrits:CGM)更新用ツール“Traitement automatisé pour la production d’instruments de recherche(TapIR)”の利用状況等に関する調査が行われ、結果が公開されたことが発表されました。

“TapIR”は、2019年にサービスが開始され、インストールの必要なく、オンラインでの利用が可能です。利用を希望する公読書(lecture publique)に関係する機関に、無償で提供されています。

同調査は、2020年4月27日から6月15日にかけてオンラインで実施され、図書館職員を中心に40件の回答が寄せられました。

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