移動図書館

フィンランド・タンペレのトラックの車体を用いて製作された新しい移動図書館:図書の展示や映画鑑賞会も可能(記事紹介)

オンラインサービスへのアクセスを図書館ネットワークとして提供するフィンランドのLibraries.fiが、2021年4月20日付けの記事において、タンペレの図書館が新しく導入した移動図書館Kosmosの紹介を行っています。

2021年1月から巡回を開始したKosmosの名称は公募によって選ばれ、通常のようなバスではなくトラックの車体を用いて製作されています。その理由は、タンペレの中央図書館であるMetsoの荷物の積み降ろし場所の構造の特徴によるもので、資料の搬入は車体の後部から行われます。

一方で、トラックを用いたことで広いスペースを用いた図書の展示が可能となり、人々が以前より多く本を借りることが期待されているとのことです。内装も簡単に変更でき、書架の棚も必要に応じて取り外すことが可能です。プロジェクターやスクリーン、ムード照明等も用意されていることから、映画鑑賞会やディスコといった企画も可能です。

車体のデザインは、グラフィックデザイナー・イラストレーター・児童文学作家であるNora Surojegin氏が手掛けたものです。

神戸市立中央図書館、大丸須磨店内に開館する神戸市立名谷図書館のプレオープンイベントを開催:移動図書館の展示や同館で実際に使用するイスを親子で作成するワークショップ等

神戸市立中央図書館が、2021年3月14日、神戸市営地下鉄名谷駅前広場において、市立名谷図書館のプレオープンイベントを開催すると発表しました。同館は12番目の市立図書館で、同市の「リノベーション・神戸」第2弾の「名谷活性化プラン」の一環として大丸須磨店4階に建設され、3月24日に開館します。

イベントでは、自動車図書館「みどり号」の展示や読書環境の提供、同館で実際に使用するイスを親子で作成するワークショップ、女子サッカークラブINAC神戸の選手によるビデオメッセージの放映、「リノベーション神戸・名谷活性化プラン」を紹介するパネル展示が行われます。

また、同館前では3月6日から3月21日まで、図書館カード事前登録も行われます。

フィンランド・ヘルシンキ市、ヘルシンキ都市圏図書館(HelMet)に属する図書館のブックコートフィルムをバイオプラスチック製に変更すると発表

2021年2月12日、フィンランド・ヘルシンキ市が、ヘルシンキ都市圏図書館(HelMet)に属する図書館のブックコートフィルムを植物由来のバイオプラスチック製に変更すると発表しました。対象となるのは、ヘルシンキ市、エスポー市、ヴァンター市、カウニアイネン市の64館です。

ブックコートは本を長持ちさせて環境への影響を軽減する一方で、環境問題につながるプラスチック製フィルムに代わる高品質な素材を求めることはこれまで困難であったところ、同国の企業が新しく開発したサトウキビ由来のバイオエタノールを原料とした素材が条件を満たすものであり、図書館関係企業で販売されるフィルムもバイオプラスチック製のものに切り替わることが紹介されています。

また、図書館においては、ブックコートをしない場合の本の耐久性に関する調査を2020年3月から行っており、コロナ禍でのロックダウンにともなう本の流通量不足により、現在も調査を継続中です。雑誌や安価なペーパーバックといったすぐに古くなる資料や、余り貸し出されない参考図書についてはブックコートをしないでも良いが、児童書や移動図書館で用いる本はブックコートが必要という図書館の考えも紹介されています。

E2338 - コロナ禍の学外者向け図書館サービス : 神戸国際大学の取り組み

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により,神戸国際大学でも多くの大学同様に対面式の授業はもちろん大学の行事も中止せざるをえない状況が続いている。その間にデータベースなどの学外利用や学習支援を目的とした動画配信など,自館・他館ともにこれまでとは異なるサービスへの取り組み事例を目にする機会が増え,例年よりも多忙という印象を受けている。

京都市図書館、京都府立植物園の催し「秋は植物園」に参加:園内で植物に関する児童書・絵本の貸出や紙芝居の実演を実施

2020年11月14日、京都市図書館は、京都府立植物園(京都市左京区)の催し「秋は植物園」に参加することを発表しました。

「秋は植物園」は、2020年11月21日・22日に京都府立植物園の大芝生地で開催される催しです。植物園内の紅葉の下で、自然の素材を使った手作り体験会等が行われます。京都市図書館は21日の催しへ参加します。

同館は出前事業専用軽ワゴン車「青い鳥号」に積まれた、植物に関する児童書・絵本とともに参加します。「青い鳥号」に積まれた資料は、同館の図書館カードがあればその場で貸出することも可能です。また、同館職員による紙芝居の実演も予定されています。

「秋は植物園」および同館の事業に参加するためには、植物園への入園料が必要です。

静岡市立図書館・静岡市立登呂博物館連携事業、本のひろば「登呂遺跡に移動図書館がやってくる!!」を開催

2020年11月15日、静岡市立登呂博物館が、登呂遺跡の広場で野外読書イベントとして本のひろば「登呂遺跡に移動図書館がやってくる!!」を開催しました。

静岡市立図書館との連携事業で、登呂遺跡に移動図書館車「ぶっくる」を巡回させ、博物館が用意した特設ピクニックシートで読書できるようにしたほか、復元水田を背景としたおはなし会も開催されました。

キッチンカーでのハンドドリップコーヒーの販売も行われています。

本のひろば(静岡市立登呂博物館,2020/11/10)
https://www.shizuoka-toromuseum.jp/event_info/1982/

本のひろばを開催![PDF:2ページ](静岡市,2020/11/11)
https://www.city.shizuoka.lg.jp/000872513.pdf

松山市立図書館の移動図書館「つばき号」、「つくるたのしみ 食べるたのしみ」がテーマの「お城下マルシェ花園」に参加

愛媛県の松山市立図書館は、同館の移動図書館「つばき号」が、2020年11月15日に「つくるたのしみ 食べるたのしみ」をテーマに花園町通り商店街で開催された「お城下マルシェ花園」に参加することを発表していました。

料理の本や食べものが出てくる絵本等、一般書・児童書合せて約3,000冊を積んで参加するとしており、ピクニックテーブルセットを設置するほか、おはなし会も実施するとしています。

花園町通りで開催される「お城下マルシェ花園」に移動図書館「つばき号」が参加します(松山市,2020/11/9)
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/hodo/202011/idou20201115.html

E2315 - 移動図書館がつくるウィズコロナでの豊かな日常の可能性

佐倉市(千葉県)では,老朽化した市立佐倉図書館を取り壊して新たに「(仮称)佐倉図書館等新町活性化複合施設」(以下「新佐倉図書館」)に建て替える計画が進んでいる。

佐倉市(千葉県)、withコロナにおいて屋外公共空間の利用を促進しながら豊かな暮らしを提供する社会実験「公共空間×移動図書館×豊かな日常」を実施

2020年7月29日、千葉県の佐倉市が、8月11日に、社会実験「公共空間×移動図書館×豊かな日常」を実施すると発表しました。

現在、公共施設では、新型コロナウイルスの感染を防止するため様々な制限があり、今後、市民サービスを向上させ、安心な場所を提供していくためには、従来利用されてこなかった屋外公共空間の活用が必要であることから、移動図書館を中心とした公共と民間のコンテンツを合わせた新たな図書館サービスの可能性を模索し、屋外公共空間の利用を促進しながら豊かな暮らしの提供を行うための社会実験として行われます。

今回は「早朝の水辺で、本とコーヒーとパンで豊かな一日の始まり」をテーマに新しい移動図書館のあり方を提案するもので、市内のふるさと広場駐車場において、雑誌、新聞、ランニング・サイクリング・健康増進関連の本などを中心に取り揃えた移動図書館やキッチンカーが出店し、(仮称)佐倉図書館等新町活性化複合施設の内容説明も行われます。

社会実験『公共空間×移動図書館×豊かな日常』について(佐倉市,2020/7/29)
http://www.city.sakura.lg.jp/0000027340.html

Wi-Fiホットスポットを備えた移動図書館を活用して地域にインターネットアクセスを提供する米国の図書館(記事紹介)

米国図書館協会(ALA)によるアドヴォカシーのためのイニシアチブ“ilovelibraries”の2020年4月21日付の記事で、移動図書館を活用して地域にインターネットアクセスを提供する米国の図書館の取り組みが紹介されています。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、学校や企業がその機能をオンラインへ移行させているため、インターネットへのアクセスはかつてないほど重要性が高まっています。しかし、米国では数百万人にのぼる人々が自宅にブロードバンドインターネット接続環境を持たない状況にあります。デジタル格差の解消に長く取り組んできた図書館独自の手法として、Wi-Fiホットスポットを備えた移動図書館を地域に送り出すことで、地域のソーシャルディスタンシングを維持しながら住民にインターネットアクセスを提供する取り組みが報告されています。

記事では、学校・食料品店・コミュニティセンター・矯正施設・公園・ホテル等の駐車場へWi-Fiホットスポットを備えた移動図書館を送り、地域の住民へインターネットアクセスを提供する図書館の取り組みが、図書館員へのインタビューとともに紹介されています。

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