移動図書館

墨田区(東京都)、災害対応リヤカー型移動図書館「北斎丸」のPR活動を実施したと発表

東京都の墨田区が、災害時にも活躍できるリヤカー型の移動図書館「北斎丸」のPR活動を、アルカキット錦糸町で2021年9月1日から9月26まで開催されている「地元すみだを通して防災を知ろう!!」で実施したと発表しています。「北斎丸」は、「すみだの力応援助成金」からの助成をうけて、すみだ新製品開発プロジェクトが製作したものです。

本の貸し出しのほか、紙芝居や読み聞かせもできるようになっていることから交流の場を設けることができるほか、ソーラーパネル・蓄電池・USB充電器・夜間照明・携帯トイレ・殺菌装置等も備わっており、災害時の対応も可能と紹介されています。

災害時でも活躍できる移動式の図書館!?(墨田区,2021/9/13)
https://www.city.sumida.lg.jp/kuseijoho/kouhoukatudou/kodomo-pr-taisi/katsudoukiroku/2021/hokusaimaru.html

広島県立図書館が運行していた移動図書館船「ひまわり」が、日本海洋船舶工学会の「ふね遺産」に認定される

2021年7月5日、日本海洋船舶工学会が、広島県立図書館が運行していた移動図書館船「ひまわり」を「ふね遺産」第35号(現存船第14号)に認定したと発表しています。

歴史的で学術的・技術的に価値のある船舟類およびその関連設備を社会に周知し、文化的遺産として次世代に伝えるために同学会が行っている事業で、5月18日に開催されたふね遺産審査委員会での審議により第5回ふね遺産認定案件として認定されたものです。

同学会のページにおいて、移動図書館船「ひまわり」は「瀬戸内海の離島を巡回した広島県立図書館の図書館船である。全長14m、幅3.65m、深さ1.76m、総トン数19.75トン、速力約12ノットの木造船で、宇品港を拠点に19の島々に2か月に一度寄港した。移動図書館船として江田島造船所にて建造され、昭和36年に進水し、昭和56年まで20年にわたり活躍した。約1500冊の書籍や映像フィルムを保管し、約45万人が利用,約70万冊の本の貸出があった。航行距離は約9万キロに及んだ。」と紹介されています。

熱海市立図書館(静岡県)、特別特集「災害に備える」展を開始:通行止めで通行困難な場所への移動図書館の巡回を中止

静岡県の熱海市立図書館が、2021年7月6日から当面の間、4階特集コーナーにおいて、防災に関する図書を集めた「災害に備える」展を実施しています。4階入り口ではハザードマップの展示も行っています。

また、市内の伊豆山地区で災害に伴う国道135号線の通行止めにより通行困難となった場所への移動図書館の巡回を中止するとしています。

@atami_library(Twitter,2021/7/6)
https://twitter.com/atami_library/status/1412297434030514194

特別特集『災害に備える』(熱海市立図書館)
http://atamicitylibrary.jp/cgi/information/topics.cgi#151

本宮市(福島県)、令和元年台風第19号で被災した移動図書館車の運行を再開

福島県の本宮市が、令和元年台風第19号で被災した移動図書館車の運行を再開し、2021年6月20日に、おひろめ会を開催しました。

移動図書館車の名称は「モトム号」で、中央公民館で披露式典を実施し、市内の主要スポットを巡った後、本宮市立しらさわ夢図書館まで運行しました。図書館と中央公民館では記念イベントも開催されました。

図書館では、「モトム号」と撮影した写真を募集しており、寄せられた写真は館内に掲示するとしています。

令和3年6月9日回覧等配布物(本宮市)
https://www.city.motomiya.lg.jp/soshiki/10/20210609.html
https://www.city.motomiya.lg.jp/uploaded/attachment/16750.pdf
※二つ目のリンクがおひろめ会のお知らせです [PDF:3.31MB]

韓国・城南市、自律走行図書館ロボットの開発・運用を行うと発表

2021年6月15日、韓国・京畿道の城南市が、自律走行図書館ロボットの開発を行うと発表しています。韓国ロボット産業振興院が公募した「2021年サービスロボット活用実証事業」に選ばれたことによるもので、総事業費3億3,000万ウォン(うち、国費2億3,000万ウォン)を投資して行われます。

ロボットの大きさは、長さ1.8メートル・高さ0.6メートル・幅1メートルで、障害物を感知するライダー(LIDAR)センサーと、衛星航法自律走行アルゴリズム等を備え、年内にロボットによる貸出の実証を行うとしています。

2022年初頭から、市内の炭川の1.2キロメートルの区間において、サービスポイントを3か所設定して試験運用が行われます。ロボットには100冊の本が搭載され、サービスポイントでは、一定の時間留まって、貸出サービス(1人2冊、2週間以内/同市の公共図書館発行の図書館カードが必要)を実施します。サービスポイントには、屋外読書空間や休憩空間を整備するとしています。

市の担当者は、2024年までの3年間の試験運用の後、2030年までに、公園や住宅街、団地など市の全域へと運行を拡大する予定と述べています。

E2390 - 倉敷市立真備図書館(岡山県)再開館までの歩み

2018年7月5日から降り続いた雨による西日本豪雨(E2056参照)で,倉敷市立真備図書館(岡山県)周辺の箭田(やた)・有井(ありい)地区は, 5mを超える浸水の被害にあった。道路から1.5m以上高く盛り土をしている当館駐車場も3m以上浸水し,被害時の状況を写した航空写真では,駐車場の周りの桜並木はひっくり返ったボートが浮いているようだった。

フィンランド・タンペレのトラックの車体を用いて製作された新しい移動図書館:図書の展示や映画鑑賞会も可能(記事紹介)

オンラインサービスへのアクセスを図書館ネットワークとして提供するフィンランドのLibraries.fiが、2021年4月20日付けの記事において、タンペレの図書館が新しく導入した移動図書館Kosmosの紹介を行っています。

2021年1月から巡回を開始したKosmosの名称は公募によって選ばれ、通常のようなバスではなくトラックの車体を用いて製作されています。その理由は、タンペレの中央図書館であるMetsoの荷物の積み降ろし場所の構造の特徴によるもので、資料の搬入は車体の後部から行われます。

一方で、トラックを用いたことで広いスペースを用いた図書の展示が可能となり、人々が以前より多く本を借りることが期待されているとのことです。内装も簡単に変更でき、書架の棚も必要に応じて取り外すことが可能です。プロジェクターやスクリーン、ムード照明等も用意されていることから、映画鑑賞会やディスコといった企画も可能です。

車体のデザインは、グラフィックデザイナー・イラストレーター・児童文学作家であるNora Surojegin氏が手掛けたものです。

神戸市立中央図書館、大丸須磨店内に開館する神戸市立名谷図書館のプレオープンイベントを開催:移動図書館の展示や同館で実際に使用するイスを親子で作成するワークショップ等

神戸市立中央図書館が、2021年3月14日、神戸市営地下鉄名谷駅前広場において、市立名谷図書館のプレオープンイベントを開催すると発表しました。同館は12番目の市立図書館で、同市の「リノベーション・神戸」第2弾の「名谷活性化プラン」の一環として大丸須磨店4階に建設され、3月24日に開館します。

イベントでは、自動車図書館「みどり号」の展示や読書環境の提供、同館で実際に使用するイスを親子で作成するワークショップ、女子サッカークラブINAC神戸の選手によるビデオメッセージの放映、「リノベーション神戸・名谷活性化プラン」を紹介するパネル展示が行われます。

また、同館前では3月6日から3月21日まで、図書館カード事前登録も行われます。

フィンランド・ヘルシンキ市、ヘルシンキ都市圏図書館(HelMet)に属する図書館のブックコートフィルムをバイオプラスチック製に変更すると発表

2021年2月12日、フィンランド・ヘルシンキ市が、ヘルシンキ都市圏図書館(HelMet)に属する図書館のブックコートフィルムを植物由来のバイオプラスチック製に変更すると発表しました。対象となるのは、ヘルシンキ市、エスポー市、ヴァンター市、カウニアイネン市の64館です。

ブックコートは本を長持ちさせて環境への影響を軽減する一方で、環境問題につながるプラスチック製フィルムに代わる高品質な素材を求めることはこれまで困難であったところ、同国の企業が新しく開発したサトウキビ由来のバイオエタノールを原料とした素材が条件を満たすものであり、図書館関係企業で販売されるフィルムもバイオプラスチック製のものに切り替わることが紹介されています。

また、図書館においては、ブックコートをしない場合の本の耐久性に関する調査を2020年3月から行っており、コロナ禍でのロックダウンにともなう本の流通量不足により、現在も調査を継続中です。雑誌や安価なペーパーバックといったすぐに古くなる資料や、余り貸し出されない参考図書についてはブックコートをしないでも良いが、児童書や移動図書館で用いる本はブックコートが必要という図書館の考えも紹介されています。

E2338 - コロナ禍の学外者向け図書館サービス : 神戸国際大学の取り組み

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により,神戸国際大学でも多くの大学同様に対面式の授業はもちろん大学の行事も中止せざるをえない状況が続いている。その間にデータベースなどの学外利用や学習支援を目的とした動画配信など,自館・他館ともにこれまでとは異なるサービスへの取り組み事例を目にする機会が増え,例年よりも多忙という印象を受けている。

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