相互貸借

奈良県立図書情報館、帝塚山大学図書館と相互協力協定を締結 県内の大学図書館と6例目の締結

奈良県立図書情報館が、帝塚山大学図書館と相互協力協定を締結すると発表しています。これにより、県内の6つの大学図書館と締結を結んだことになるようです。

両館で相互貸借が可能なほか、帝塚山大学教員による奈良県立図書情報館での公開講座や、帝塚山大学からのインターンシップを奈良県立図書情報館が受け入れるなどの連携事業を検討しているとのことです。

締結式は2016年2月25日で、4月1日からサービスを開始するとのことです。

県立図書情報館と帝塚山大学図書館が相互協力をします(奈良県立図書情報館)
http://www.library.pref.nara.jp/news/1898

参考:
奈良県立図書情報館と奈良先端科学技術大学院大学総合情報センターが相互協定を締結、大学作成の電子書籍の利用も視野に
Posted 2011年2月25日
http://current.ndl.go.jp/node/17669

韓国・国立世宗図書館、「政策情報相互貸借サービス」を本格実施へ

韓国・国立世宗図書館は、2016年1月から「政策情報相互貸借サービス」本格実施するとのことです。

同サービスは、公職者や公共機関の研究者が政策立案および研究に必要な政策情報を提供する政策情報サービスの一環で、「国家政策情報協議会」の相互貸借サービス加入機関間で所蔵資料の相互貸借と複写サービスを行なうものとのことです。

相互貸借サービスを受けるためには、政策ポータルから加入機関の所蔵資料や発行資料、国立図書館の政府刊行物、国際機関の寄託資料、公共機関発行資料に対しての申込みが可能で、国立世宗図書館では、相互貸借サービスの活性化のため2016年の間、送料や複写料を支援するため、利用者は無料でサービスを利用することができるとのことです。

[NLK] 국립세종도서관, 내년 1월부터 ‘정책정보 상호대차서비스’ 시행 (韓国国立中央図書館,2015/12/28)
http://wl.nl.go.kr/user/0010/nd87278.do?View&uQ2=&uQ=&pageST=SUBJECT&pageSV=&page=1&pageSC=SORT_ORDER&pageSO=DESC&dmlType=&boardNo=00004727&siteLink=&menuCode=www&zineInfoNo=0010

政策ポータル

自動仕分け機を使った「図書仕分け競争」で対決するニューヨーク公共図書館(東海岸)とキング郡図書館(西海岸) 2015年はキング郡図書館が勝利(米国)

米国東海岸のニューヨーク公共図書館(NYPL)は2010年に世界最大級のソーター(自動仕分け機)を導入し、NYPLの図書館間貸借の際に利用しています。NYPLはそれ以来、同じくソーターを導入している西海岸のワシントン州キング郡図書館と、一定時間あたりにどれだけの図書を処理できるかを競う「図書仕分け競争」(” Book-Sorting Competition”)を開催しています。

2015年は11月10日に競争が開催され、今年はキング郡図書館が勝利したことが報じられています。また、ボストン大学のFMラジオ、WBURに2015年11月21日に両図書館の担当図書館員が出演した際のやりとりが、WBURウェブ版で公開されています。

Libraries in New York and Seattle Area Staging a Battle of the Sorters(The New York Times、2015/11/6付け)
http://www.nytimes.com/2015/11/08/nyregion/new-york-public-library-seattle-book-sorting-system.html

スウェーデン王立図書館、AV資料の国境を越えたリモートアクセスを可能とするため、スウェーデンとフィンランドの権利者団体と覚書を締結

スウェーデン王立図書館は、AV資料への国境を越えたリモートアクセスを可能とするため、著作権管理団体のCopyswede(スウェーデン)、kopiosto(フィンランド)と覚書を締結したと発表しています。

この種の契約は世界で初めてとのことです。

今年、試行プロジェクトとして開始され、この9月に拡張された同プロジェクトにおいては、研究者と教育者にスウェーデン王立図書館のAV資料へのデジタルアクセスを行なわせ、最終的にはその複製物を提供するため、フィンランドのオーボ・アカデミー大学と連携したとのことで、このアクセスは、リモートアクセスが国境を越えて発生することを意図しており、これは今回の覚書に基づいているとのことです。

この試行プロジェクトは、最終的には、スウェーデンだけでなく、フィンランドでもAV資料をインターネット経由で閲覧できるシステムを作成することを意図しているとのことです。

このような相互貸借では、これまでは、物理媒体からデジタル資料の複製物を作成して提供するため場所をとっていたが、インターネットを通じて提供することで、研究者と図書館職員の時間を節約するとのことです。

マサチューセッツ州の住民、地域の図書館を通じて、マサチューセッツ大学アマースト校図書館の資料を借りることが可能に

2015年10月26日、マサチューセッツ州の住民は、州立大学のマサチューセッツ大学アマースト校(UMass Amherst)図書館の資料をマサチューセッツ州図書館コミッショナーズ理事会が運営するCommonweaith Catalogを検索することで、地域の図書館を通じて借りることができるようになったと発表しています。

Libraries Give Massachusetts Residents New Borrowing Privileges(UMass Amherst,2015/10/26)
http://www.library.umass.edu/news/announcements/comcat/

Commonweaith Catalog
https://commonwealthcatalog.org/mvc/

佐賀県、佐賀県立図書館が、2015年4月以降日本で刊行される新刊児童書を原則全点購入する方針等を発表

2015年9月8日、佐賀県文化・スポーツ部まなび課は県の「子育てし大県“さが”」プロジェクトの一環として、「子どもたちが、いつでもどこでも“本”とつながる佐賀県」を目指すとして、佐賀県立図書館で2015年4月以降、日本で刊行される新刊児童書を原則全点購入することなどを発表しました。

・児童書の充実
・情報の充実(オンライン百科事典、“おすすめ”リスト)
・体制の充実(司書の増員)

などが掲げられていて、それらを県立図書館のみならず、県下の市町立図書館との相互貸借、幼稚園・保育園などへセット貸出しすることで、活用していきたい考えのようです。

「子どもたちが、いつでもどこでも“本”とつながる佐賀県」を目指します(佐賀県知事室, 2015/9/8)
http://www.saga-chiji.jp/kaiken/2015/20150908/shiryou3.pdf
http://www.saga-chiji.jp/kaiken/20150908/?mode=h&no=3
https://www.youtube.com/watch?v=uhv9uhn7UgM
※2つ目のリンクは佐賀県知事の記者会見のテキストで、3つ目はYouTubeで公開されている記者会見の映像です。

参考:
佐賀県立図書館、『佐賀の自然デジタル大百科事典』公開

県立長野図書館と信州大学附属図書館、資料の相互利用や両館合同事業等実施のための連携協力協定を締結

2015年8月21日、県立長野図書館と信州大学附属図書館は連携協力協定を締結しました。

この協定によって、資料の相互利用や両館合同事業等を積極的に推進していくとのことで、信州大学の発表では、同学から、市町村や県立の図書館が購入しにくい研究用の専門図書や貴重な資料を、より手軽に県民に提供することができるようになるとされています。

また、

●県立長野図書館が運用している「長野県内公共図書館横断検索サービス」から信州大学附属図書館の蔵書も検索可能とする
●長野県内地域資料のデジタルアーカイブのポータルサイトを2館が連携して構築する
●共同で講座・展示等のプログラムを開催する

といったことが予定されているようです。

県立長野図書館と連携協力協定を締結(信州大学附属図書館, 2015/8/25)
http://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/information/2015/08/post-47.html

信大付属と県立長野の両図書館 蔵書貸し借り連携協定(信濃毎日新聞[信毎web], 2015/8/22)
http://www.shinmai.co.jp/news/20150822/KT150821SJI090011000.php

参考:

オープンアクセス文献に対する複写依頼の増加(文献紹介)

Interlending & Document Supply誌の43巻2号掲載予定の論文”Open Access: Help or Hindrance to Resource Sharing?”が、同誌のウェブサイトで早期公開されています。

この論文の著者はインディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校(IUPUI)図書館のTina Baich氏です。Baich氏は2009/2010~2012/2013年度のIUPUIのILL・複写依頼データを分析し、オープンアクセス(OA)文献に対するリクエストの状況やリクエストした利用者の属性等をまとめています。分析の結果、OA文献に対するリクエストは年々増えており、その大半は学部生・大学院生によるもので、彼らの多くはOAについて気付いていないのではないかと考えられます。

なお、論文本文は有料です。

Tina Baich. Open Access: Help or Hindrance to Resource Sharing?. Interlending & Document Supply. 2015, 43(2) http://www.emeraldinsight.com/doi/abs/10.1108/ILDS-01-2015-0003

参考:

ILLのプロトコルに関する国際標準規格が改訂

国際標準化機構(ISO)が、ILLのプロトコルに関するISO規格“ISO 10161-1:2014 Interlibrary Loan Application Protocol Specification -- Part 1: Protocol specification”を2014年11月4日に、“ISO 10161-2:2014 Interlibrary Loan Application Protocol Specification -- Part 2: Protocol implementation conformance statement (PICS) proforma”を2014年10月21日に、改訂しました。

ISO 10161-1:2014(ISO)
http://www.iso.org/iso/home/store/catalogue_tc/catalogue_detail.htm?csnumber=66170

ISO 10161-2:2014(ISO)
http://www.iso.org/iso/home/store/catalogue_tc/catalogue_detail.htm?csnumber=66171

参考:
ILLのトランザクションに関する国際標準規格、ISO 18626:2014が刊行

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