目録作業

"BIBFRAME Authorities"の仕様の草案が公開、意見募集中

2014年3月7日付で、"BIBFRAME Authorities"の仕様の草案が公開され、草案への意見が募集されています。BIBFRAMEは、米国議会図書館(LC)によって検討が進められている新しい書誌データモデルです。「典拠(Authorities)」は、人、組織、場所、トピック等に相当するリソースで、「著作(Work)」、「インスタンス(Instance)」、「アノテーション(Annotation)」などの実体とともにBIBFRAMEを構成するモデルの一つとのことです。なお、BIBFRAMEの「典拠(Authorities)」は、既存の典拠にとって代わるものでも、競合するものでもなく、共通の抽象的なレイヤーを提供する、あるいは既存の典拠を包含するものとのことです。

BIBFRAME Authorities Draft Specification (7 March 2014)(LC, 2014/3/7付)
http://www.loc.gov/bibframe/docs/bibframe-authorities.html

On BIBFRAME Authority
http://bibframe.org/documentation/bibframe-authority/

参考:
BIBFRAMEに関するALA冬季大会フォーラムの動画が公開

BIBFRAMEに関するALA冬季大会フォーラムの動画が公開

2014年1月に開催された米国図書館協会(ALA)冬季大会において、米国議会図書館(LC)が中心となって開発を進めている新しい書誌データモデル“BIBFRAME”に関するフォーラムが行われました。このほど、その動画(75分、英語キャプション付き)が公開されました。フォーラムでは、LCおよびジョージワシントン大学の取り組みが報告されたほか、Zepheira社からデータ入力ツールの紹介が行われたようです。

Bibliographic Framework Initiative (BIBFRAME) Update - January 26, 2014
http://www.loc.gov/bibframe/media/updateforum-jan26-2014.html

BIBFRAME Update Forum at ALA Midwinter 2014
http://www.loc.gov/bibframe/news/bibframe-update-midwinter2014.html

Jan. 26 BIBFRAME video is up on LC web site(BIBFRAME Listserve 2014/2/28付メール)

コロンビア大学東アジア図書館の牧野コレクション、CLIRから助成

2014年1月27日、コロンビア大学図書館は、同学の東アジア図書館(C.V. Starr East Asian Library)の牧野コレクションが米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)から約38万ドルの助成を受けることが決まったと発表しました。

この助成は、目録が作成されていないため“隠れたコレクション(hidden collection)”となってしまっている特殊コレクションの目録入力の支援を目的としたものです。CLIRは、この助成事業を2008年から行っているとのことです。

牧野コレクションは、ドキュメンタリー映画作家であり、映画研究者でもあった牧野守が収集した、日本映画に関するコレクションとのことです。1870年代から2006年までの日本と東アジアの映画関係の資料8万点で、日本映画のプログラムやチラシ9,500点、日本映画に関する日本語の貴重書450冊などが含まれているとのことです。

この助成により、東アジア図書館は日本語のカタロガーとアーキビストを募集し、貴重書、初期の映画雑誌、映画スタジオのない部資料、映画プログラムやチラシなど、大部分は、日本でも米国でも入手できない資料の目録作成とアーカイブを行うことができるようになり、日本語を含むオンラインの検索ツール(finding aid)が公開され、世界中の研究者がアクセスできるようになるとのことです。

米国議会図書館(LC)、OCLCと目録作成サービスで連携

米国議会図書館(LC)は、OCLCと協力し、それぞれが提供する目録作成のためのサービスについて、それぞれの利用者が両者のサービスをシームレスに利用できるよう連携することで合意したと発表しました。

対象となるサービスは、LCが目録作成のための各種文書を提供する“Cataloger’s Desktop”と“Classification Web”、OCLCの提供する、デューイ十進分類法のWeb版“WebDewey”、OCLCの目録作成サービスにアクセスするためのインタフェースである“WorldShare Metadata Manager”とのことです。

これにより、いずれかのサービスを利用しているカタロガーは、すばやく簡単にそれぞれのサービスの切り替えができるようになるとのことです。また、未登録のユーザにとっては、相互のサービスへのリンクにより、利用登録がシンプルになるとのことです。

コロラド図書館コンソーシアム、書誌サービス“SkyRiver”を導入

2013年12月17日付のThe Digital Shift(from Library Journal)で、コロラド図書館コンソーシアム(Colorado Library Consortium: CLiC)がInnovative Interfaces社と契約し、コロラド州全土の図書館で書誌サービス“SkyRiver”を利用できるようになったと報じられています。

CLiCの総合目録である“AspenCat”を使用している49の公共図書館、学術図書館、大学図書館、専門図書館は小規模な図書館で、これまでは公的なカタロギングソースがなく、公開されており、Z39.50で入手できるデータに依存していたため、書誌データの品質が低かったということです。

Colorado Library Consortium, SkyRiver Partnership Offers Bibliographic Services to Small Libraries
http://www.thedigitalshift.com/2013/12/metadata/colorado-library-consortium-skyriver-partnership-offers-bibliographic-services-small-libraries/

WorldCatにおけるMARCタグの使用状況をビジュアル化

OCLC Researchが実施している“MARC Usage in WorldCat”において、MARCの各フィールドの使用状況をビジュアル化したものが、公開されています。MARCタグの使用率や使用件数をみることができるようになっています。これは同プロジェクトを牽引するRoy Tennant氏らが作成したもので、同氏が、OCLC Researchの複数のスタッフによるブログサイト“HangingTogether”で紹介しています。

公開されているものは2種類で、資料のフォーマット(書籍、雑誌など)をトップレベルにしたものと、MARCタグをトップレベルにしたものがあります。

Visualizations of MARC Usage
http://hangingtogether.org/?p=3463

Ground Truthing the Use of MARC
http://experimental.worldcat.org/marcusage/

Visualizations
http://experimental.worldcat.org/marcusage/viz/

Zoomable Starburst of all MARC Formats - By Formats

日本博物館協会、「雑誌記事索引採録誌選定基準の改定等に関する要望書」を公表

公益財団法人日本博物館協会が、2013年11月25日付で、「雑誌記事索引採録誌選定基準の改定等に関する要望書」を国立国会図書館長宛てに発出しました。また、11月26日、同要望書を同協会のウェブサイトに掲載し、公開しています。

「雑誌記事索引採録誌選定基準」では、採録しない雑誌の中に市町村刊行物があげられ、市町村立の登録博物館及び博物館相当施設等が刊行する出版物も一律に非採録となっていることを指摘したうえで、「『雑誌記事索引採録誌選定基準』を改め、市町村立の登録博物館及び博物館登録相当施設等の逐次刊行物について『雑誌採録索引』に加え、採録対象とするよう、要望」しています。

雑誌記事索引採録誌選定基準の改定等に関する要望書(2013/11/25付け)
http://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/zassikiji.pdf

要望の趣旨
http://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/youbounosyusi.pdf

日本博物館協会
http://www.j-muse.or.jp/
※2013年11月26日付けで「日本博物館協会事務局からのお知らせ」に掲載

関連:
雑誌記事索引について(国立国会図書館)

E1480 - 北米図書館でのRDA実践に関する調査報告

2013年3月31日,OCLCは2010年に発表された新たな目録規則Resource Description and Access(RDA;CA1766CA1767参照)のWorldCat適用に関する方針を公開した。RDAとは,英米目録規則第二版(AACR2)の後継にあたるもので,「書誌レコードの機能要件(FRBR)」(CA1665参照)に基づき設計された,目録を記録するためのガイドラインである。これに関し筆者は,国立大学図書館協会の海外派遣事業を通じ,8月3日から14日まで「北米図書館でのRDA実践に関する調査」を行った。...

カリフォルニア大学図書館のNGTSMT、“次世代テクニカルサービス”の取組みに関しファイナルレポートを公表

カリフォルニア大学図書館の図書館長協議会(CoUL)が、“次世代テクニカルサービス”の管理チーム(NGTSMT: Next-Generation Technical Services Management Team)のファイナルレポートを了承し、同レポートが2013年9月12日にウェブサイトに公表されています。

NGTSMTは、同大学の全学図書館・学術情報諮問委員会(SOPAG: Systemwide Library and Scholarly Information Advisory Committee)により、次世代テクニカルサービスに関する提言事項(CoULが優先事項が高いと判断したもの)の全体調整を託されたチームとのことです。

レポートでは、協力的な蔵書構築、協同テクニカルサービス、協同デジタルイニシアティブ、財政的・技術的基盤の4つの領域について、それぞれのタスクの進捗が報告されているようです。

Next Generation Technical Services Management Team Final Report(2013/9/12付け)

「国立国会図書館の書誌データ作成・提供の新展開(2013)」が公表

国立国会図書館(NDL)が、2013年2月12日付けで作成した「国立国会図書館の書誌データ作成・提供の新展開(2013)」を公表しました。「国立国会図書館の書誌データの作成・提供の方針(2008)」及び「国立国会図書館の書誌サービスの新展開(2009)―今後4年間の枠組み」に続き、今後おおむね5年間の書誌データ作成・提供についてのNDLの方向性を示すもので、以下の8点が挙げられています。

(1)国立国会図書館が収集した図書及びその他の図書館資料(以下「資料」という。)並びに電子的に流通する情報(以下「電子情報」という。)のいずれにも利用者が迅速、的確かつ容易にアクセスできるよう、また広く書誌データの利用を促進するよう、書誌データの作成及び提供を行う。
(2)資料と電子情報の書誌データを一元的に扱える書誌フレームワークを構築する。
(3)資料と電子情報のそれぞれの特性に適した書誌データ作成基準を定める。
(4)信頼性及び効率性の高い検索に資するよう、典拠データ作成対象の拡大並びに主題情報及び各種コード類付与の拡充を行う。
(5)国立国会図書館法第7条に規定する「日本国内で刊行された出版物」に相当する電子情報の書誌データを、新たに全国書誌として提供する。
(6)利用者が書誌データを多様な方法で容易に入手し活用できるよう、開放性を高める。

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