目録

熊本藩主・細川家に伝わった古文書等を集めた「永青文庫」の総目録「熊本大学寄託永青文庫資料総目録」が完成

2015年12月16日、熊本大文学部付属永青文庫研究センターが、熊本藩主・細川家に伝わった古文書等を集めた「永青文庫」の総目録「熊本大学寄託永青文庫資料総目録」が完成したと発表しています。

目録総点数は、約58,000点。資料群の内容は、御家資料(中世細川家文書、藩主宛往復書状、幕藩関係文書、家臣団起請文群など)・藩庁史料(初期藩主裁可文書、藩政諸部局記録類、絵図地図など)と多岐にわたるとのことです。

2017年度にはネット上で検索機能を持ったデータ公開を目指しているとのことです。

「熊本大学寄託永青文庫資料総目録」(4巻揃)完成の記者会見を県庁で行いました(熊本大学文学部附属永青文庫研究センター,2015/12/16)
http://www.let.kumamoto-u.ac.jp/eisei/news/2015/12/4.html

英国図書館(BL)による、カード目録を電子的なレコードに変換する“Convert-a-Card”プロジェクトの現状

英国図書館(BL)は、British Library Labs(BLラボ)と連携して、BLのコレクションへのアクセス拡大を目的とした実験的なクラウドソーシングプロジェクトのプラットフォーム“LibCrowds”を開始していますが、その最初のプロジェクトである、カード目録を電子的なレコードに変換する“Convert-a-Card”では、現在、中国語とインドネシア語のカード目録の変換を行っています。

そうすることで、同館のアジア・アフリカ研究閲覧室を訪れることなく、オンラインカタログExploreBLで蔵書の検索・予約が可能となるとのことです。

現時点では、27の異なる国に拠点を置くボランティアによって18,434のレコードを受け取っているとのことですが、完成までにはまだ時間がかかるとのことで、さらなる貢献者を求めているようです。

Asian and African studies blog(BL Asian and African studies blog,2015/10/9)
http://britishlibrary.typepad.co.uk/asian-and-african/2015/10/chinese-collections-opened-up-by-libcrowds-1.html

LibCrowds(BL)

米国議会図書館(LC)、コメントを募集していた新規開発の語彙”Library of Congress Demographic Group Terms”(LCDGT)の用語を承認

米国議会図書館(LC)は、2015年6月5日までコメントを募集していた、新しく開発した語彙”Library of Congress Demographic Group Terms”(LCDGT)の約400の用語を承認しました。

今後、年内の承認を目指して語彙の拡張を行う予定です。LCは引き続き、この第2段階の開発が完了するまで各図書館での採用は待つよう勧めています。

LCDGTの語彙は、LCのウェブサイトでMARCなどの形式で提供されています。

Library of Congress Approves Initial Demographic Group Terms(LC, 2015/6/26)
http://www.loc.gov/catdir/cpso/lcdgt-initial.html

LIBRARY OF CONGRESS DEMOGRAPHIC GROUP TERMS (Last Updated 2015-06-24)(LC)
http://classificationweb.net/LCDGT/

Library of Congress Demographic Group Terms(LC)
http://id.loc.gov/authorities/demographicTerms.html

参考:

LibraryThing、小規模図書館のためのオンライン目録、TinyCatを公開へ

バーチャル本棚を作成・共有できるソーシャルブックサイト“LibraryThing”が、小さな図書館のためのオンライン目録、TinyCatを米国図書館協会の年次大会で正式に公開するとのことです。

教会、シナゴーグ、小規模校な学校、コミュニティセンター、学部などの小規模の図書館は、ここ10年ほどの間、LibraryThingを使用して所蔵するコレクションを整理してきましたが、それがTinyCatに引き継がれます。

TinyCatは、シンプルで全てのモバイルデバイスやプラットフォームで利用でき、全ての媒体の形態をサポートしており、MARCレコードのインポートやエキスポートが可能とのことです。

Sneak Peek: TinyCat for Small Libraries(LibraryThing,2015/6/24)
http://blog.librarything.com/main/2015/06/introducing-tinycat/

静岡県立中央図書館、同館所蔵の古文書及び久能文庫の目録をオンラインで公開

2015年6月24日、静岡県立中央図書館は、同館所蔵の古文書及び久能文庫の目録を公開しました。

古文書目録では、同館の検索システムでヒットしない古文書類を探すことができるとのことです。

久能文庫は、初代静岡県知事関口隆吉氏が、将来欧米風の公開図書館を久能山東照宮境内に設立する目的で収集した資料を中核とする特殊コレクションで、氏の没後、大正13年(静岡県立葵文庫開館の前年)から昭和59年までの間に、計4回にわたり関口家から同館に寄贈されたものとのことです。

ニュース(静岡県立中央図書館)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/
※平成27年6月24日付で「当館所蔵の古文書目録、久能文庫の目録をそれぞれ公開しました」との記載があります。

地域資料(静岡県の資料)
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/t-search/index_4.html

静岡県立中央図書館所蔵古文書目録
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/data/open/cnt/3/2176/1/komonjo.pdf

静岡県立中央図書館久能文庫目録 増補改訂版

米国議会図書館(LC)、宗教資料のジャンル/形式用語の試案を公表

米国議会図書館(LC)のウェブサイトで、宗教資料を対象とするジャンル/形式用語の試案が公表されています。

これは、LCのPolicy and Standards Divisionと米国神学図書館協会(American Theological Library Association:ATLA)との共同プロジェクトによるもので、Association of Jewish Libraries、Catholic Library Association、東亜図書館協会(CEAL)などの協力も得ています。

試案には約40のジャンル/形式用語が掲載されており、2015年9月8日の承認を目指して、8月31日まで意見が募集されています。

Library of Congress to Approve Genre/Form Terms for Religious Works(LC, 2015/6/19)
http://www.loc.gov/catdir/cpso/genrereligiousworks.html

LIBRARY OF CONGRESS SUBJECT HEADINGS TENTATIVE MONTHLY LIST 18 (September 8, 2015)

米国議会図書館(LC)、新しく開発した語彙”Library of Congress Demographic Group Terms”(LCDGT)へのコメントを募集

米国議会図書館(LC)は、新しく開発した語彙”Library of Congress Demographic Group Terms”(LCDGT)について、開発方針やパイロット版の語彙へのコメントを、2015年6月5日まで募集しています。

2015年6月15日に承認されることを目指し、約380の提案用語の暫定リストが示されています。リストには、’Japanese speakers’、’Rock musicians’、‘School children’といった用語が挙げられています。

LCDGTは、資料の著者等(creator/contributor)の特性や、資料の対象者(audience)の特性を示すために付与される語彙であり、たとえば、”A collection of poetry by several German authors”という資料では、著者の特性は’German’となり、また、”A manual written by a physician for caregivers”という資料では、’Physicians’が著者の特性となり、’Caregivers’が資料の対象者の特性となるとのことです。

東京大学明治新聞雑誌文庫の所蔵検索システム「明探」が公開

2015年3月23日、東京大学大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センター明治新聞雑誌文庫が、同文庫が所蔵するすべての新聞、錦絵ほか資料類、コレクションを検索できるシステム「明探」を公開しました。

同文庫は、明治期~昭和戦前期(1868~1945)の新聞・錦絵新聞・宮武外骨蒐集資料(外骨書函)・吉野作造旧蔵資料(吉野文庫)などを所蔵しており、明探で検索できるようになったとのことです。錦絵新聞・写真については画像も公開されているようです。

このデータベースは一部、公益財団法人図書館振興財団平成26年度振興助成事業助成金の交付を受けて作成されたとのことです。

明探(明治新聞雑誌文庫の所蔵検索システム)
http://www.meitan.j.u-tokyo.ac.jp/

CA1843 - ベトナムの図書館における目録作成ツール / 木村麻衣子

 ベトナムの図書館に関して、日本語ではGiem Trinh(1)、黒古(2)、Nguyen Hoa Binh(CA1615参照)、松村(3)などにより散発的に短い報告がなされてきたものの、依然としてよく知られていないのが実情である。特に、目録作成に際してどのような目録規則や分類表が用いられているのか、現状を報告する文献はほとんど見当たらない。筆者は、漢字文化圏の典拠コントロールについて研究を進めていることから、2014年4月に、ベトナム国家図書館(The National Library of Vietnam: NLV)および国立科学技術図書館(National Library for Science & Technology)に対して、目録作成の状況に関する訪問調査を行い、通訳を介してそれぞれ3時間程度のインタビューを行った(4)。さらに2014年10月に、ホーチミン市総合科学図書館に対して質問紙調査を行い、回答を得た。その概要を、ベトナムの図書館における目録作成ツールに関するいくつかの先行研究とともにここに報告する。

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