“Open Access News”のズーバー(Peter Suber)氏が記した「オープンアクセス誌にとっての10の課題」と題する論考が,SPARC Open Access Newsletterの138号に掲載された。2009年9月14日から16日にかけてスウェーデンのルンド市で行われた,オープンアクセス学術出版社協会(OASPA;E849 [1]参照)主催の「オープンアクセス学術出版に関する第1回会議」でのプレゼンテーションを基に作成されたものである。オープンアクセス誌が直面する3つの隔たりと7つの疑念が示されている。
3つの隔たりと,編集者や出版者が行うべきそれらの解消策として以下のようなものが挙げられている。
後半部分では,一般的に語られている以下の7つの疑念が,それらに対する様々な解消策と共に紹介されている。
10番目の課題では,その他の課題への対処として,自分の庭を手入れするように,よい著作を継続的に作っていく「ガーデニング」と,議論に参加し,反論や誤解に答えていくことである「行動主義」という,2つの方法が紹介されている。課題を克服し成功をおさめられれば,それが前例となり他誌をサポートすることになると本稿は括られている。
Ref:
http://www.earlham.edu/~peters/fos/newsletter/10-02-09.htm#challenges [5]
http://river-valley.tv/ten-challenges-for-open-access-journals/ [6]
http://www.oaspa.org/ [7]
E275 [3]
E812 [4]
E849 [1]
E889 [2]
リンク
[1] http://current.ndl.go.jp/e849
[2] http://current.ndl.go.jp/e889
[3] http://current.ndl.go.jp/e275
[4] http://current.ndl.go.jp/e812
[5] http://www.earlham.edu/~peters/fos/newsletter/10-02-09.htm#challenges
[6] http://river-valley.tv/ten-challenges-for-open-access-journals/
[7] http://www.oaspa.org/
[8] https://current.ndl.go.jp/taxonomy/term/2
[9] https://current.ndl.go.jp/taxonomy/term/42