米国芸術基金(NEA)は2008年に,1982年の初回調査以来5度目となる,米国の成人(18歳以上)を対象とした文学作品の読書に関する調査(E224 [1]参照)を実施した。このほどその結果が報告書“Reading on the Rise”(「読書増加中」)としてまとめられた。タイトルが示すとおり,調査結果からは,文学を読む米国人の割合が増加していることが明らかになった。これまでのNEAの報告書は,米国人が年々読まなくなってきていることに警鐘を鳴らしてきたが(E224 [1],E739 [2] 参照),調査史上初めて,文学の読書に対するポジティブな結果が得られた。
調査結果から,主に下記のようなことが明らかとなった。
なお今回の調査では,過去の同様の調査にはなかったインターネットを用いた読書について尋ねる項目が設けられた。オンラインでの読書や読書用端末を用いた新しい形態の読書が人々の読書習慣に与える影響は,今後注視していくことが必要であろう。
Ref:
http://www.nea.gov/news/news09/ReadingonRise.html [3]
http://www.alatechsource.org/blog/2009/01/nea-reports-reading-on-the-rise.html [4]
E224 [1]
E739 [2]
リンク
[1] http://current.ndl.go.jp/e224
[2] http://current.ndl.go.jp/e739
[3] http://www.nea.gov/news/news09/ReadingonRise.html
[4] http://www.alatechsource.org/blog/2009/01/nea-reports-reading-on-the-rise.html
[5] https://current.ndl.go.jp/taxonomy/term/2
[6] https://current.ndl.go.jp/taxonomy/term/120
[7] https://current.ndl.go.jp/taxonomy/term/31