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他人の論文をソーシャルネットワークで共有した学生が起訴される 有罪の場合、刑期は最長8年(コロンビア)

Posted 2014年8月19日

2014年8月12日付けのNature News Blog記事で、他人の論文をソーシャルネットワークで共有した学生が著作権侵害で訴えられ、捜査中であることが報じられています。もし有罪が確定した場合、刑期は4~8年になるとのことです。

同記事によれば、訴えられているのはコロンビアの大学で生物学を専攻していたDiego Gómez Hoyos氏です。Gómez氏は2011年に見つけた、自身の研究に重要な情報が載っていたある修士論文を、他人にとっても有益なものだろうと考え文書共有サイトScribdにアップロードしました。しかし2013年になって論文の著者がGómez氏を著作権侵害で訴えた、とのことです。

この事件についてはコロンビアの人権団体がGómez氏を支持し、“Sharing is not a crime”というキャンペーンを展開しているとも報じられています。

Student may be jailed for posting scientist’s thesis on web(Nature News Blog、2014/8/12付け)
http://blogs.nature.com/news/2014/08/student-may-be-jailed-for-posting-scientists-thesis-on-web.html [1]

Read my story (Compartir no es Delito)
http://www.karisma.org.co/compartirnoesdelito/?cat=7 [2]

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リンク
[1] http://blogs.nature.com/news/2014/08/student-may-be-jailed-for-posting-scientists-thesis-on-web.html
[2] http://www.karisma.org.co/compartirnoesdelito/?cat=7
[3] https://current.ndl.go.jp/taxonomy/term/5
[4] https://current.ndl.go.jp/taxonomy/term/61
[5] https://current.ndl.go.jp/taxonomy/term/82
[6] https://current.ndl.go.jp/taxonomy/term/183
[7] https://current.ndl.go.jp/taxonomy/term/116
[8] https://current.ndl.go.jp/taxonomy/term/537