英国の公共サービス労働者組合、近年の公共図書館の状況を総括する報告書を公表

英国の公共サービス労働者組合(UNISON)が2008年9月、公共図書館の歴史から統計等に基づく図書館サービス・財政等の現状、公共サービス改革アジェンダや公共サービス民営化の提案等を簡潔に総括し検討した上で、図書館サービスを維持・改善するための5項目を政府・自治体に求める報告書“Taking stock: the future of our public library service”を公表しています。要求されている5項目は、

・図書館サービス、スタッフ、施設のために十分なリソースと資金を提供する。
・サービスを共に形作るために、スタッフとコミュニティを強化する。
・英国中で図書館と議会とのパートナーシップを確立し、情報や優良事例を共有する。
・いかなる背景を持つ図書館利用者に対しても責任を負う。
・スタッフのトレーニングと専門性の開発を行う。

です。

Taking stock: the future of our public library service
http://www.unison.org.uk/acrobat/17301.pdf

16 December 2008付けLibrary & Information Update blogの記事
http://communities.cilip.org.uk/blogs/update/archive/2008/12/16/unison-shoves-foot-in-door.aspx