ビル・アンド・メリンダゲイツ財団、公共図書館のネット接続高速化に約700万ドル提供(米国)

米国では財政危機のなか図書館の利用者が急増している一方で、資金不足で図書館側が利用者に十分なサービスを提供できないでいる実態が伝えられています。ビル・アンド・メリンダゲイツ財団はこのほど、図書館が提供しているインターネット接続を高速化するための資金として、非営利団体Connected Nationと米国図書館協会(ALA)に対し、合わせて約700万ドル(約6億2千万円)を提供することを発表しました。このネット環境の改善はまず、アーカンザス州、カリフォルニア州をはじめとする7州に対して実施されます。

Pilot Grant Program To Improve Internet Connections in Public Libraries
(ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団のプレスリリース)
http://www.gatesfoundation.org/press-releases/Pages/faster-internet-connections-in-libraries-081218.aspx

ゲイツ氏の慈善団体、米公立図書館のネット接続高速化を支援
– ITmedia News 2008/12/19付けの記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0812/19/news022.html

参考:
経済不況下で図書館の利用が急増-書店・出版社は苦境に(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/9762
E839(No.136)持続可能な利用者向けITサービスの提供に向けて(米国)
http://current.ndl.go.jp/e839