実物資料へのアクセシビリティを高めるために-RINが研究者の意識調査報告を刊行(英国)

英国研究情報ネットワーク(RIN)が、考古学、美術史、地球科学、社会経済史の4分野の研究者を対象に、研究に関連する実物資料の探索方法と、博物館等の機関がどのような研究支援を行うことができるかについて尋ねた調査レポート“Discovering physical objects: Meeting researchers’ needs”を刊行しています。これは、博物館と研究コミュニティを架橋することを目的としたもので、研究者のニーズ、博物館の現状認識を分析し、「研究者はどこで実物資料が見られるかといった情報を必要としているが、博物館等の目録データに気づいていない人が大半である」といった状況を元に、博物館、研究者、英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)等に対する10の勧告(博物館は直ちに不完全でも良いので研究データをCMS等を通じてオンライン提供すること、等)を行っています。

Discovering physical objects: Meeting researchers’ needs | RIN
http://www.rin.ac.uk/objects