Library Journal誌、ライブラリー・スクール卒業生の就職先、給与、職位調査2008年版を発表

Library Journal誌が、2007年にライブラリー・スクールを卒業した人の就職先(館種・職種と地域)、給与、職位に関する調査の2008年版の結果を発表しています。

・ライブラリー・スクール(Information Scienceという名称のところも含む)の卒業生、推計5,300名のうち1,768名(約33%)が回答。このうち1,189名が、図書館関係の専門職に就いた。
・初任給は42,361ドルと、前年比3.1%の増加。なかでもミシガン大学の卒業生は平均55,869ドルと、群を抜いて多かった。また学校図書館メディアスペシャリストは44,935ドルと、前年比5.6%の増であった。
・就職先は公共図書館が30%、大学図書館が26%、学校図書館が16%、専門図書館が8%、政府系図書館が3%であった。
・大学図書館就職者のうち81.2%が、テニュア(終身雇用権)なしという条件で雇用された。
・全体の80%が女性であるが、その初任給は41,731ドルと、男性の43,154 ドルよりも7.7%も低かった。男性の場合、前職があり2つ目のキャリアとして図書館を選ぶ人が多いことが、これに影響している可能性がある。

など、多くのデータが示されています。

Placements & Salaries 2008: Library Jobs and Pay Both Up – 10/15/2008 – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6602490.html

Library Job and Pay Trends Highlighted in LJ’s ;2008 Placements & Salary Survey – 10/23/2008 – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6605987.html

参考:
ARL、2007-2008年の給与調査結果を発表
http://current.ndl.go.jp/node/9152

図書館職員の給与調査2008(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/8586