米国のラテン系コミュニティでは、公共図書館はどのように認知されているのか?(報告書)

図書館員向けオンライン学習コミュニティ“WebJunction”と、ラテン系コミュニティに関するシンクタンク“Tomas Rivera Policy Institute”が共同で、カリフォルニア州、フロリダ州、ニューヨーク州など6州のラテン系住民2,860名を対象におこなった、公共図書館に対する意識調査の結果が公表されています。報告書では、
・回答者の54パーセントは、前年に公共図書館を利用した経験を持つ
・回答者の76パーセントは、バイリンガルの図書館員は、ラテン系住民に、より良いサービスを提供すると考えている
・いずれの世代でも、公共図書館を頻繁に訪れる層は増加している
などの調査結果が報告されるとともに、「地域のラテン系コミュニティのことを、図書館員はもっとよく知る」「図書館は英語を学習できる場であることを宣伝する」など4つの提言がなされています。

Latinos & Public Library Perceptions
http://www.webjunction.org/latino-perceptions/resources/wjarticles

参考:CA1661 – 公共図書館の多文化サービスを進めるために-情報ニーズ調査の必要性- / 平田泰子
http://current.ndl.go.jp/ca1661