性に関連の深い書籍の取扱い、二転三転

米国アイダホ州のナンパ公共図書館では、2年間に渡り、性に関連の深い2冊の書籍の取扱いについて、保守派と読書の自由を主張する派の間で議論が闘わされてきました。2008年9月5日、ナンパ公共図書館委員会は、これまでの利用制限を解除し、通常の貸出を認めることを全会一致で了承したということです。委員会は、未成年に悪影響を与える可能性のあるこれらの書籍を開架することが、アイダホ州の法律に触れる可能性があるとの判断から、3月と6月の2度に渡り、書籍の利用制限を認めてきました。しかし、米国自由人権協会(ACLU)から、書籍を通常利用に戻さない場合は、訴訟を起こすという旨の書簡がナンパ市長に送付されたことを受け、今回の決定となったということです。この委員会の判断に対し、保守系のAmerican Family Associationの関係者は遺憾の意を示しています。

Nampa Board Reverses Itself on Sex-Ed Books
– American Libraries 2008/9/17付けの記事
http://www.ala.org/ala/alonline/currentnews/newsarchive/2008/september2008/nampareversesitself.cfm