コロラド州の公共図書館が2007年に受けた「資料撤去・閲覧制限要求」を集約したレポート

米国のコロラド州立図書館が、2007年に州内115の公共図書館に利用者から寄せられた、資料撤去・閲覧制限要求(challege)を集約したレポートを公表しています。

・2007年にchallengeを受けた図書館は16館、合計して78件であった。なお、過去10年の平均は70件。
・78件の内訳は、図書が55%、ビデオが22%、雑誌が6%、音楽資料が5%であった。図書館活動(イベント等)に対するものも6%あった。インターネットコンテンツ、インターネットアクセスに関するものは3%(2件)で、2006年の16件から大幅に減少した。
・challengeの結果、資料の撤去・閲覧制限には応じなかったのが77%を占めた。その他の対応としては、資料を別置したのが17%、廃棄したのが3%、貸出不可にしたのが3%であった。インターネットコンテンツに関するもの1件(1%)については、フィルタリングの設定変更で対応した。

という結果が報告されています。

Challenged Materials in Colorado Public Libraries, 2007
http://www.lrs.org/documents/fastfacts/262_challenges_2007.pdf