20世紀初頭のチベットの写真等を大学図書館がデジタル化・公開(米国)

米国ウィスコンシン大学ミルウォーキー校図書館が、世界初となるラサのポタラ宮殿の写真を含む、1900年から1901年と1932年から1937年にそれぞれ撮影された、チベットの写真約900点と、19世紀末から20世紀初頭のチベットの地図10点をデジタル化し、ウェブサイトで公開しています。これらの資料は、米国地理学会の図書館が保管しているもので、1900年から1901年に撮影された写真は、当時のチベットを訪れたモンゴル人仏教徒によるもの、1932年から1937年に撮影された写真は、米国人の写真家・冒険家フォルマン(Harrison Forman)氏によるものだということです。20世紀初頭のラサは、外国人が足を踏み入れることを禁じていたため、これらの写真は非常に貴重なものとなっています。
なお、このウェブサイトでは、プリントされた状態のもの、ネガフィルムのものなど、さまざまなフォーマットで保存されていた写真をどのようにデジタル化したのか、メタデータの付与についてなど、図書館側がこれらのデジタル化プロジェクトにどのように取り組んだかが、具体的に紹介されています。

Tibet from collections of the American Geographical Society Library
http://www.uwm.edu/Library/digilib/tibet/index.html

1900年から1930年頃までのチベット!
– 世界メディアニュース 2008/8/11付けの記事
http://ameblo.jp/jiten4u/entry-10126156939.html