欧州委員会とユネスコドイツ委員会、OAハンドブック英語版を刊行

2007年に欧州委員会とユネスコドイツ委員会が合同で刊行したオープンアクセス(OA)のハンドブック““Open Access – Chancen und Herausforderungen. Ein Handbuch”の英語版“Open Access – Opportunities and challenges – A handbook”が2008年7月に刊行されました。内容は、

・第1章「IAの定義と起源」
・第2章「3つの出版モデルへの導入」(OAリポジトリ、OAジャーナル、両者のハイブリッド型)
・第3章「OAモデルの実装」(財政、(ドイツにおける)著作権、品質管理、長期保存等の論点を紹介)
・第4章「政治的視点」(高等教育・学術におけるOA、図書館とOA、出版社とOA、OAと消費者保護、メディアとOA等)
・第5章「国際的文脈」(欧州、米国、インドにおけるOAの現状)

となっています。ちなみに第4章の「図書館とOA」の執筆者は、クラウディア・ラックス(Claudia Lux)国際図書館連盟(IFLA)会長です。

Open Access – Opportunities and challenges – A handbook
http://ec.europa.eu/research/science-society/index.cfm

4 juillet 2008付けINIST-CNRSのOAニュースの記事
http://openaccess.inist.fr/breve.php3?id_breve=770