2007年、米国の児童・生徒に最も多く読まれた本は?

米国の6万3千校を顧客とする、学習評価システムの大手ベンダーRenaissance Learning社が、児童・生徒の読解力をテストで測定するウェブベースのツール“Accelerated Reader”を通じて収集した約9,900の小・中・高等学校の合計300万人の児童・生徒の読書データから、2007年に最もよく読まれた本のベスト20を、学年・性別・地域を掛け合わせて算出しています。

このレポート“What Kids Are Reading: The Book-Reading Habits of Students in
American Schools”によると、ドクター・スース(Dr. Seuss)、E.B. ホワイト(E.B. White)、ジュディ・ブルーム(Judy Blume)、スーザン・ヒントン(S.E. Hinton)、ハーパー・リー(Harper Lee)といった作家の著書が上位を占めています。ハリー・ポッターシリーズは各学年の上位に挙がっているものの、いずれの学年でも第1位にはなっていません。ワシントン・ポスト紙はこの結果を興味深いものとして報じています。

なお、Accelerated Readerには、学校図書館で所蔵されていると考えられるほぼすべての本、115,000タイトルのデータと、その読解力テストが収録されているとのことです。レポートのタイトルには“in American Schools”とありますが、家庭からでもAccelerated Readerにアクセスできるようです。

What Kids Are Reading: The Book-Reading Habits of Students in
American Schools
http://www.renlearn.com/whatkidsarereading/ReadingHabits.pdf

What Books Are Students Reading in Grades 1–12?
http://www.renlearn.com/whatkidsarereading/default.aspx
(※プレスリリース)

Accelerated Reader – The World’s Most Widely Used Reading Software
http://www.renlearn.com/ar/

What Do Children Read? Hint: Harry Potter’s Not No. 1 – washingtonpost.com
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/05/05/AR2008050501331.html