CURL、19世紀のパンフレットをデジタル化するプロジェクトに着手

英国の研究図書館コンソーシアム(CURL)が、英国の研究図書館に所蔵されている19世紀のパンフレットをデジタル化するプロジェクトに着手することが発表されました。19世紀の英国において、パンフレットは公開討論の重要な手段で、当時の政治問題、社会問題、経済問題などをカバーしており、19世紀の英国社会を研究する上で見逃せない一次資料となっています。今回デジタル化されるのは、政治問題、社会問題、経済問題を取り上げたパンフレットのおよそ100万ページで、デジタル化後はCURLの総合目録であるCOPACや協力した大学のOPACで検索できるようになるほか、Googleなどの検索エンジンからも検索可能になる予定だということです。なおこのプロジェクトは、学術雑誌のバックナンバーのデジタル化・アーカイビングを行っているJSTORと提携して実施され、デジタル化したコンテンツの保存と供給はJSTORが担当することで、CURLはコンテンツのデジタル化作業に予算を集中させることが可能になるということです。

19th Century Pamphlets Online
http://www.curl.ac.uk/projects/NineteenOnline.htm