中国の深圳図書館、市内に図書館ATM30台以上を設置する計画

中国の深圳図書館が、2007年から開発してきた市内設置用図書館ATMシステム(城市街区24小时自助图书馆系统)の動作デモを一般公開しました。同システムは図書の予約、貸出、返却の機能を有しており、400冊以上の図書を収納できます。予約された図書を本館から運び同システム内に入れ、返却された図書を持って帰るという方法で図書を入れ替えるようです。1台当たりの価格は40万元(約580万円)以下と、新たに小さな図書館や図書室を作るよりもはるかに安く済むとのことで、同館は2008年中に30~50台を生産し、地下鉄の駅、スーパーマーケット、ビルなどの中に設置する計画であるとしています。屋外用のものも開発しているようです。

深圳诞生世界首台自助图书馆系统 – 中华人民共和国文化部
http://www.ccnt.gov.cn/xwzx/whbdfdt/t20080408_53073.htm

街区自助图书馆亮相 – 深圳图书馆之城
http://www.szln.gov.cn/news_details.jsp?genre_id=6&id=130

参考:
中・米でATMタイプの自動図書館貸出・返却機導入
http://current.ndl.go.jp/node/7346