ARL、研究図書館の資料保存に関する統計2005/2006年版を公表

北米研究図書館協会(ARL)が、参加館の2005/2006会計年度の資料保存に関する統計を発表しています。回答館は111館で、

・専任スタッフ・予算がついている資料保存プログラムの数は合計77(近年の最高は80)
・合計の資料保存の費用は約1億800万ドルで、10年前と比べるとインフレ率とほぼ同比率で増加している。
・専任スタッフの合計はフルタイム換算で1,800人弱で、2004/2005年から5.4%の増。
・修復された資料の数は、昨年度から5万点以上増加と、この4年間で最も多かった。
・マイクロフィルム作成数は154,857と2004/2005年より11,000あまり減少したが、この3年間の増減は、米国議会図書館(LC)の事業に大きく拠っている。
・外部からの助成金はこの数年上がったり下がったりで、2005/2006年は前年から2.3%の減であった。全米人文基金(NEH)による、複数年の協同マイクロ化プログラムへの助成金が減少していることが、ネガティブな影響を及ぼしている。

という状況だったとのことです。

ARL Preservation Statistics 2005-06
http://www.arl.org/bm~doc/pres06.pdf

参考:
ARL、研究図書館の資料保存に関する統計を発表
http://current.ndl.go.jp/node/5687