「“グーグル世代”はウェブの利用に最も熟達している」は神話?

このほど公表された、英国情報システム合同委員会(JISC)と英国図書館(BL)の委託研究の報告書“未来の研究者の情報行動(Information Behaviour of the Researcher of the Future)”によると、「インターネット時代に生まれ育った“グーグル世代”が最もウェブの利用に熟達している」という一般的な仮説は成立するとは限らないことが分かったそうです。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームによると、若者はコンピュータに対し、気楽さ、親しみを示してはいるが、彼らは最も基本的な検索ツールに依存し、また自分がウェブで見つけた情報を批判的・分析的に評価するスキルを持ち合わせていない、ということだそうです。

‘Google Generation’ is a myth, says new research
– JISCのニュースリリース
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2008/01/googlegen.aspx

報告書の入手先
http://www.jisc.ac.uk/media/documents/programmes/reppres/gg_final_keynote_11012008.pdf