米国の新築図書館の傾向は?

Library Journal誌の12/15/2007号が、2006/2007会計年度内に新築された168公共図書館、21大学図書館について、費用・面積・収蔵能力・座席数・建築家などを一覧表の形で紹介しています。昨年度は、ティーン、ヤングアダルト向けスペースの増加が特徴として挙げられていたのですが、今年度は、米国グ…Library Journal誌の12/15/2007号が、2006/2007会計年度内に新築された168公共図書館、21大学図書館について、費用・面積・収蔵能力・座席数・建築家などを一覧表の形で紹介しています。昨年度は、ティーン、ヤングアダルト向けスペースの増加が特徴として挙げられていたのですが、今年度は、米国グリーンビル協議会(USGBC)によるエネルギー・環境デザイン(LEED)認証評価を受けている建物が多いなど、省エネルギー・環境保護に関連する空間が多いことが特徴として挙げられています。また映画館機能を有する図書館などもあり、プロジェクトの大型化が進んでいる点も指摘されています。

なお、2002会計年度からの数値の推移がわかる表も掲載されています。

Library Buildings 2007: Going, Going, Green – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6510894.html

Library Buildings 2006: Betwixt and Be Teen – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6396445.html
(※2006会計年度の紹介記事)

参考:
E578 (No.96) – 公共図書館の新館建設に見る環境への取り組み(米国)
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/cae/item.php?itemid=595
図書館の緑化に関するウェブサイト
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=3750