ロチェスター大学の次世代目録プロジェクト“XC”第1フェーズの最終報告書

米国ロチェスター大学のリバーキャンパス図書館が中心となって開発している次世代OPAC“eXtensible Catalog(XC)”の開発第1フェースが終了し、その報告書が公開されています。

XCは、デジタル資料・非デジタル資料をともに扱うことができ、ソーシャルタギング、FRBR化、他システムへのデータ共有機能等を予定しているもので、オープンソースとして開発されています。第1フェーズでは、プロトタイプを作成し、メタデータやサービスの要件を調査したり、ユーザの評価を分析したりしました。現在の第2フェーズでは、OCLCや米国議会図書館(LC)からも協力者を得て、他システムとの連携などを進めていくようです。この第2フェーズには、アンドリュー・メロン財団などから助成金がついています。

University of Rochester
eXtensible Catalog Phase 1
Final Report
http://docushare.lib.rochester.edu/docushare/dsweb/Get/Document-27534
C4
http://www.library.rochester.edu/index.cfm?page=c4
(※XCのプロトタイプを試せるサイトです。)

The University of Rochester eXtensible Catalog
http://www.extensiblecatalog.info/
(※ブログ形式で開発に関する情報を提供しているXCのウェブサイトです。)

New Grant to Improve Online Access to University Library Collections – University of Rochester
http://www.rochester.edu/news/show.php?id=3032