全国学力・学習状況調査の結果発表(日本)

文部科学省が小学校6年生・中学校6年生を対象に2007年4月24日に実施した全国学力・学習状況調査の結果を公表しました。調査の内容は、強化に関する調査(知識を問う問題、活用力を問う問題。科目は国語と算数・数学)と、生活習慣や学習環境に関する質問紙調査が行われました。学習環境については、学校に対する調査も行われました。

図書館に関係のある事項としては、1日当たりの児童生徒の読書時間に増加傾向がうかがえること、「読書は好きですか」という質問に肯定的な回答をした児童生徒や家や図書館で普段から読書をする(小学校で30分以上、中学校で10分以上)児童生徒の方が国語の正答率が高い傾向が見られることなどが、分析結果として報告されています。

このほか、学校への調査については、単純集計結果しか出ていませんが、

・日本語指導が必要な児童の割合
・コンピュータ1台あたりの児童数・職員数
・普通教室への教育用コンピュータ・LANの設置・整備の有無
・学校図書館図書標準が達成されているか
・「朝の読書」など一斉読書の時間を設けているか
・学校図書館を活用した授業を計画的に行っているか
・ICTを活用した授業を行っているか
・博物館や科学館、図書館を利用した授業を行ったか
・ホームページを開設して学校の教育活動の情報発信を行っているか
・ICTを活用した授業のための研修を行っているか

など、図書館や情報に関連する調査項目も多く含まれています。

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果について – 文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/10/07102313.htm