米連邦裁判所、国家安全保障書簡(NSL)に関する口外禁止規定に違憲の判決

愛国者法215条に規定されている、米国連邦捜査局(FBI)が各機関から令状なしで個人情報データの提出を求めることができる国家安全保障書簡(National Security Letter:NSL)については、これを受け取った組織は受け取ったことを口外してはならないという口外禁止規定(gag order)がありますが、これに対しニューヨークの連邦裁判所が違憲(合衆国憲法修正第1条に規定されている「言論の自由」を侵害)とする判決を下したと米国図書館協会(ALA)が速報しています。

Federal Judge Declares NSL Gag Order Unconstitutional
http://www.ala.org/ala/pressreleases2007/september2007/nslgo.htm

参考:
ALA、米国連邦議会に対し、FBIによる国家安全保障書簡(NSL)の使用に関する法律の改正を要請
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=3825