文化庁、英仏独米の著作権関連制度および運用状況に関する調査研究成果を公表

文化庁が2006年3月、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカにおける著作権関連法制度およびその運用状況について委嘱して調査した「知的財産立国に向けた著作権制度の改善に関する調査研究」が、同庁のウェブサイトで公開されています。

図書館に関する記載としては、図書館に関係する以下の項目について、著作権の制限規定の状況をまとめています。

・ 相互貸借資料のコピーサービス
・ Webサイトのプリントアウト
・ 再生手段の入手が困難な図書館資料の保存
・ 図書館における官公庁資料等の全部複写
・ 障害者に対する図書館サービス
・ 図書館でのファクシミリ・Eメールによる複製物の送付

またこのほか、障害者向けサービス、学校教育関係など、図書館とかかわりの深い分野も取り扱われています。

知的財産立国に向けた著作権制度の改善に関する調査研究―情報通信技術の進展に対応した海外の著作権制度について― – 三井情報開発株式会社 総合研究所
http://www.bunka.go.jp/1tyosaku/pdf/chitekizaisan_chousakenkyu.pdf