イラク国立図書館・文書館が直面している現状

内戦に近い状態にあるイラク国内において、イラク国立図書館・文書館が直面している困難についてSaad Eskander館長が綴っている日記(英国図書館(BL)が提供)とそれへの反響についての記事が、New York Times紙に掲載されています。

スタッフの暗殺や誘拐、脅迫、爆弾の爆発、封鎖、欠乏といった困難に負けず、書籍をはじめとする文化遺産を守ろうとするイラク国立図書館・文書館の努力は、日記の読者の大きな反響を呼び、サポートしたいのだがそのすべがないことに多くが苛立っています。Eskander館長によれば、日々、治安は悪化しているようです。

Baghdad Day to Day: Librarian’s Journal – New York Times
http://www.nytimes.com/2007/02/07/books/07libe.html

参考:
イラク国立図書館長の日記、BLでも公開
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=2922
イラク国立図書館・文書館、テロの応酬の中で休館に
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=2677