マイノリティの図書館職員を増やすことの重要性(米国)

米国では、「図書館職員=メガネ・お団子髪の中年の白人女性」というステレオタイプがあるようで、事実、米国全体の人口の14%、13%を占めているヒスパニック系、黒人の図書館職員の数は人口比よりもはるかに少ないという現状です。このような中、多様な価値観が共存している社会の状況を少しでも反映できるよう、米国図書館協会(ALA)や博物館・図書館サービス機構(IMLS)はこれらマイノリティの図書館職員を増やすべく、学生への奨学金などのプログラムを推進しています。このようなプログラムで図書館司書を目指している黒人・ヒスパニック女性を取り上げた記事が、ワシントンポスト紙に掲載されています。

A New Chapter for Librarians – washingtonpost.com
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/01/05/AR2007010502187.html
January 7, 2007付けResourceShelfの記事
http://www.resourceshelf.com/2007/01/07/a-new-chapter-for-librarians/

参考:
図書館職員の属性に関する調査(米国)
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/car/index.php?p=2392