電子ジャーナルに対するウォークイン・アクセスについての論点(英国)

英国の研究情報ネットワーク(RIN)が、8月に、大学図書館が契約している電子ジャーナルに対する一般の人のアクセス(いわゆる「ウォークイン・アクセス”walk-in access”」)を認めようとする際に何が課題となるか、について検討したレポートを発表していました。

これは、2004年の下院の報告書が電子ジャーナルへのアクセスを学術界以外にも開くべきだとの勧告を出したことを受けて、英国情報システム合同委員会(JISC)や英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)などからなる専門家チームを設けて課題を検討したもので、主な論点としてライセンス事項の明確化、セキュアなアクセス・認証、資金の問題といった論点について検討しています。

Public access to licensed journals held in academic libraries
http://www.rin.ac.uk/public-access

参考:■CA1544■英米両国議会における学術情報のオープンアクセス化勧告
http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/ca/item.php?itemid=976