国際図書館連盟(IFLA)、図書館のための著作権に関する書籍をオープンアクセスで出版

2022年8月22日、国際図書館連盟(IFLA)は、図書館のための著作権に関する書籍“Navigating Copyright for Libraries – Purpose and Scope”を、オープンアクセスで出版しました。

同書はIFLAの著作権等法的問題委員会(CLM)により作成されました。序文によると、同書は著作権法と図書館の関係についての入門書として、図書館員等に対し、著作権法と図書館の機能がどのように相互作用するかを明確にし、著作権リテラシーを支援するアプローチを検討し、地域および国際レベルでの著作権政策およびアドボカシーにより深く関わるために必要な基礎を提供しようとするものであると述べられています。

各章は、法律や法的概念の重要なポイントの解説や、世界各国のアプローチの比較紹介等で構成されています。

Coates, Jessica; Owen, Victoria; Reilly, Susan ed. Navigating Copyright for Libraries-Purpose and Scope. De Gruyter Saur, 2022, 547p., (ILFA Publications, 181).
https://repository.ifla.org/handle/123456789/2026
https://repository.ifla.org/bitstream/123456789/2026/1/ifla-181.pdf
※2つ目のリンクは書籍本体[PDF:2.58MB]です。

参考:
国際図書館連盟(IFLA)、著作権教育及び著作権リテラシーに関する声明を発表
Posted 2018年8月28日
https://current.ndl.go.jp/node/36547

E2528 – パンデミック下の図書館と著作権法に関するIFLAの研究報告書
カレントアウェアネス-E No.441 2022.08.18
https://current.ndl.go.jp/e2528