中国・敦煌研究院、「敦煌遺書データバンク」を公開

中国国際放送局(CRI)の日本語版ウェブサイトにおいて2022年8月19日付で公開された記事で、中国の敦煌研究院が「敦煌遺書データバンク」の公開を同日発表したことが報じられました。

記事によると、「敦煌遺書」は、1900年に敦煌莫高窟蔵経洞から出土した4世紀から11世紀にかけての古写本と印刷本を指します。各地に所蔵されている敦煌遺書の資料と情報を集め、敦煌文化財のデジタル化復帰を実現し、学術界にデータを提供することを目的に、2012年から同データバンクの構築プロジェクトが開始されたとあります。

データバンクには、敦煌文献に関する基本情報、デジタル画像、全文の記録文、関連研究文献目録が含まれていると述べています。

「敦煌遺書データバンク」 世界に向けてリリース(中国国際放送局, 2022/8/19)
https://japanese.cri.cn/2022/08/19/ARTIKJDko4OZ6AWSlqiEooaY220819.shtml

関連:
“敦煌遗书数据库”正式上线(敦煌研究院, 2022/8/19)
https://www.dha.ac.cn/info/1019/3879.htm

参考:
中国国家図書館(NLC)、フランス国立図書館(BnF)所蔵の敦煌文書約5,300点をオンラインで公開
Posted 2018年3月27日
https://current.ndl.go.jp/node/35727

龍谷大学古典籍デジタルアーカイブ研究センター、BnF所蔵の敦煌文書 「ペリオコレクション」の科学分析アーカイブ公開
Posted 2014年12月19日
https://current.ndl.go.jp/node/27683