CitizenHeritage、文化遺産分野におけるオープンサイエンス・市民科学の事例と高等教育機関の役割に関する報告書を公開

プロジェクト“CitizenHeritage”による報告書“Citizen Enhanced Open Science in Cultural Heritage – Review and analysis of practices in Higher Education”が、2022年7月21日付で、Zenodoにおいて公開されています。

同プロジェクトは、文化遺産分野における市民科学の実践を大学教育で活用するためのものであり、欧州委員会(EC)のErasmus+プログラムから資金提供を受けています。報告書は、文化遺産分野におけるオープンサイエンス・市民科学に関する110の国際的な事例のうち、25の欧州の事例についての調査結果を基にしています。

市民参加の方法や形態、高等教育機関の関わり方、利用しているプラットフォームやソフトウェア、FAIRデータ原則、オープン化の取り組み状況、将来の展望等がまとめられています。

Citizen Enhanced Open Science in Cultural Heritage – Review and analysis of practices in Higher Education(Zenodo, 2022/7/21)
https://doi.org/10.5281/zenodo.6875126

CitizenHeritage Study about citizen enhanced open science in cultural heritage(Digital Meets Culture, 2022/7/22)
https://www.digitalmeetsculture.net/article/citizenheritage-study/

参考:
E2052 – FAIR原則と生命科学分野における取組状況
カレントアウェアネス-E No.353 2018.08.30
https://current.ndl.go.jp/e2052