SPARC Europe、権利保持とオープンライセンス付与方針に関するプロジェクトの実施を発表

2022年7月1日、SPARC Europeが、欧州における権利保持とオープンライセンス付与方針を改革するためのプロジェクトを実施すると発表しました。

発表によると、SPARC Europeの2021年から2024年の戦略に沿ったプロジェクトであり、Knowledge Rights 21(KR21)の支援を受けて実施されます。オープンアクセス(OA)と全ての人による知識へのアクセスを実現するために機関と著者による権利管理方法を改革することを目的としています。

主要な目標として、権利保持のための手続きの簡素化や、オープンライセンスの採用の促進、著者の権限の向上を行い、著者、研究者、教員、学生が研究成果から利益を得られるようにすることが挙げられています。研究機関・助成機関・出版社により作成・導入されている著作権やオープンライセンス方針について著者のニーズへの支援に焦点を当てて評価を行い、行動計画や実践的な資料を作成すること等が述べられています。

New project for SPARC Europe to reform rights retention and open licensing policies in Europe(SPARC Europe, 2022/7/1)
https://sparceurope.org/projectreformrightsretentionandopenlicensing/

参考:
E2346 – 著作権とライセンスからみるオープンアクセスの現況
カレントアウェアネス-E No.406 2021.01.14
https://current.ndl.go.jp/e2346