米国図書館協会(ALA)、気候変動に関する図書館の理解・行動を促進するための資料を公開

2022年6月22日、米国図書館協会(ALA)が、気候変動に関する図書館の理解・行動を促進するための資料“Sustainability in Libraries: A Call to Action”を公開したことを発表しました。

同資料は、持続可能性の概念を明らかにし、図書館のリーダーにとって指針・希望となる洞察や事例を提供することを目的としています。

発表によると、ALAが環境的健全性、経済的可能性、社会的公正といった持続可能性の「トリプル・ボトム・ライン」(triple bottom line)を中核的価値に採用した理由、図書館が気候変動への対応を主導する方法、誰でも始められるシンプルかつ実践的なステップ等がまとめられています。

A Call to Action on Climate Change for Libraries(ALA, 2022/6/22)
https://www.ala.org/news/member-news/2022/06/call-action-climate-change-libraries

Sustainability in Libraries: A Call to Action [PDF:7ページ]
https://www.ala.org/aboutala/sites/ala.org.aboutala/files/content/SustainabilityInLibraries_Briefing_Final_April2022.pdf

参考:
米国図書館協会(ALA)、気候危機に関するイベントへの助成プログラム“Resilient Communities: Libraries Respond to Climate Change”を開始
Posted 2020年2月6日
https://current.ndl.go.jp/node/40176

米国図書館協会(ALA)、図書館専門職の中核的価値に「持続可能性(sustainability )」を追加
Posted 2019年5月15日
https://current.ndl.go.jp/node/38159

CA1964 – SDGsと図書館 ―国内の取組から― / 中村穂佳
カレントアウェアネス No.342 2019年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1964