米国国立公文書館(NARA)、ウォーターゲート事件に関する裁判記録・証拠品等をデジタル化

2022年6月17日、米国国立公文書館(NARA)は、ウォーターゲート事件発生から50年経過したことを受けて、同事件に関する裁判記録・証拠品をデジタル化したと発表しました。

発表の中では、裁判記録はこれまでNARAで直接閲覧可能であったものの、証拠品は容易にアクセスできなかったこと等を述べています。デジタル化画像は、ウェブサイト“U.S. v. Liddy Trial Records and Government Exhibits”で公開されています。

6月24日時点では、裁判記録58件の他、ドライバーや鍵を開けるための道具、名刺、手袋、ウォーターゲートの部屋の鍵、リップクリーム型マイク等の証拠品の画像392件が検索・閲覧可能です。

Watergate Trial Records Digitized Ahead of Scandal’s 50th Anniversary(NARA, 2022/6/17)
https://www.archives.gov/news/articles/watergate-50th-anniversary

U.S. v. Liddy Trial Records and Government Exhibits(NARA)
https://www.archives.gov/research/investigations/watergate/us-v-liddy-trial-records-government-exhibits

参考:
米国国立公文書館、非公開とされていたウォーターゲート事件に関わる記録を追加公開
Posted 2013年7月16日
https://current.ndl.go.jp/node/23941

かつて米国でトップシークレットとされていた5つの資料(記事紹介)
Posted 2012年3月21日
https://current.ndl.go.jp/node/20426