国際電気通信連合(ITU)、インターネットの利用状況を調査したレポートを公表

国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)が、2022年6月6日、世界のインターネットの利用状況を調査したレポート“Global Connectivity Report 2022”を公表しました。

世界のインターネット利用人口は、1990年代初めの数百100万人から約50億人となったものの、未だ世界人口の約3分の1にあたる約29億人が利用しておらず、何億人以上もの人が高価かつ低品質なアクセス環境に置かれているとしています。

レポートでは、ブロードバンド契約とデジタル機器にかかるコストが、アクセスの大きな障壁となっていることが指摘されています。また、ブロードバンド、特にモバイルブロードバンドにかかるコストは過去10年間で大幅に低下したものの、中低所得国の大半は、「一人当たり国民総所得の2%以下」という世界的な価格目標にはまだ達していないとしています。

Global potential of Internet remains largely untapped, says UN agency for digital technology(ITU, 2022/6/6)
https://www.itu.int/en/mediacentre/Pages/PR-2022-06-06-Global-potential-of-internet-remains-untapped.aspx

Global Connectivity Report 2022(ITU)
https://www.itu.int/hub/publication/d-ind-global-01-2022/
※レポートのダウンロードページです。ダウンロードは無料ですが、氏名・メールアドレス・所属機関等の記入が必要です。

参考:
国際電気通信連合(ITU)、情報社会の状況を調査したレポートの2015年版を公開 「ICT発展指標」の第1位は韓国 日本は第11位
Posted 2015年12月1日
https://current.ndl.go.jp/node/30102