国際図書館連盟(IFLA)、サイバーセキュリティに関する声明を発表

2022年4月13日、国際図書館連盟(IFLA)が、サイバーセキュリティに関する声明を発表しました。

声明の中では、図書館は情報源へのゲートウェイとして機能し、使命を果たすためにデジタル技術をより利用するようになっており、情報へのアクセスを提供するとともに利用者・図書館職員を守るためにはサイバーセキュリティが不可欠の要素であると指摘しています。

サイバーセキュリティに関する図書館向けの推奨事項として、最小限のデータを収集・保持する方針の実装、図書館の全てのワークステーションやサーバにエンドポイントセキュリティを導入すること、利用者のデジタルリテラシー向上に取り組むこと等が挙げられています。その他、図書館によるものを含む、デジタルリテラシーに関するプログラムへの投資といった政府向けの推奨事項等がまとめられています。

IFLA Statement on Cybersecurity(IFLA, 2022/4/13)
https://www.ifla.org/news/ifla-statement-on-cybersecurity/

IFLA Statement on Cybersecurity(IFLA)
https://repository.ifla.org/handle/123456789/1910

参考:
国際図書館連盟(IFLA)、子どものプライバシーに関して国際連合の意見照会に回答を提出
Posted 2020年10月5日
https://current.ndl.go.jp/node/42174

IFLA Journal、2018年10月号が刊行:プライバシーを特集
Posted 2018年10月4日
https://current.ndl.go.jp/node/36772