ニュース受容に関する調査(英国)

インターネットを使っている人が、よく利用しているニュース情報源、また「最も信頼できる」と考えているニュース情報源は何か。このようなニュース受容についての調査が、2006年4月、英国で行われました。詳細な結果はまだ出ていないようですが、実施した研究者による概要紹介が、Library + Information Update誌に掲載されています。

オンラインでの調査の結果、国際ニュースの情報源として最も利用されていたのはテレビで、次いでインターネット、ラジオ、新聞の順でした。ところが地域のニュースの場合、新聞の地方紙、地元テレビ局の2つが群を抜いており、以下口コミ、地元ラジオ、インターネットの順でした。インターネットの情報源として最も多く利用されていたのは英国放送協会(BBC)のニュースサイトで、92%と圧倒的でした。以下Guardian紙(42%)、Independent紙(38%)と続き、Google News(38%)も4位に入っています。

また、その情報源が「信頼できる」と見なされるかどうかには、ニュースを伝える媒体だけでなく、ブランド名も大きく影響していることがわかりました。例えばBBCは、テレビ、ラジオ、インターネットのすべての分野で、幅広く信頼を得ました。インターネットは概して、他の媒体よりも「信頼できる」という回答が少なかったようですが、タブロイド紙や中間市場の日刊紙よりは支持を得ていたようです。

Who do online news consumers trust? by Barrie Gunter
http://www.cilip.org.uk/publications/updatemagazine/archive/archive2006/september/guntersept.htm