国立国会図書館、「個人向けデジタル化資料送信サービス」を5月19日から開始予定

2022年2月1日、国立国会図書館(NDL)は、「個人向けデジタル化資料送信サービス」を2022年5月19日から開始すると発表しました。

2021年6月2日に著作権法の一部を改正する法律が公布されたことによるサービスであり、NDLがデジタル化した資料の内、絶版等の理由で入手困難なものを、利用者の端末を用いてインターネット経由で閲覧できるようになります。なお、サービス開始当初は閲覧のみですが、2023年1月を目途に印刷機能の提供が開始される予定です。

対象は、日本国内に居住している「個人の登録利用者」です。「個人の登録利用者」となるには、現在はNDL東京本館または関西館への来館や書類の郵送による手続きが必要ですが、同サービスの開始と同時に、インターネット上での登録手続きが可能になります。

「個人向けデジタル化資料送信サービス」の開始について(令和4年5月19日予定)(NDL, 2022/2/1)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2021/220201_01.html
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2021/__icsFiles/afieldfile/2022/01/28/pr220201.pdf
※2つ目のリンクはプレスリリース[PDF:444KB]です。

参考:
国立国会図書館、「国立国会図書館のデジタル化資料の個人送信に関する合意文書」を公表
Posted 2021年12月22日
https://current.ndl.go.jp/node/45372

E2412 – 令和3年著作権法改正:図書館関係の権利制限規定の見直し
カレントアウェアネス-E No.418 2021.08.19
https://current.ndl.go.jp/e2412